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映画や本の感想アレコレ。ネタバレにはほとんど配慮してません。ご注意! 


by nao_tya
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 久しぶりにフリーな土曜日、ショーン・ビーン主演のドラマ『危険な逃亡者』をまとめて一気に観ました! このドラマ、原題は『Extremely Dangerous』 (関西弁風に直訳すると「ごっつい危険」くらいの意味か!?/笑)、1999年イギリス製作のTVシリーズ (全4話) です。
 前々から興味はあって海外版のDVDを買おうと思えば買えたんですが、情報によると英語字幕がついておらず、ヒアリングにはとんと自信がない自分にはハードルが高いと諦めてたんですね。
 したらば、CBCテレビの深夜枠で字幕版が放映されるっていうじゃないですか! だがしかし、CBCテレビ=中部日本放送。関西在住ではどんなにがんばっても受信できません…。悔し涙にくれていたところ、救いの女神が現われたのでございます。
 同僚のU地さんのご実家は三重。常日頃三重は関西なのか中部なのか微妙なところだと思ってましたが、なんとCBCテレビを受信できるっていうじゃあ~りませんかっ!! えぇもう恥も外聞もあさっての方角へ投げ捨てて、録画をお願いしちゃいましたよ。煩悩のためなら使えるコネは総動員だ~!
 情報をキャッチするのが遅く、第1話を逃してしまったのはかなり痛かったですが、残り3話が録画されたヴィデオを送っていただいて鑑賞♪ 導入部が抜けているため、最初はちょっと人間関係や人の名前を把握するのに苦労しましたが、けっこう楽しめました♪

〔ストーリー〕←第1話を観てないので間違っているかもしれませぬ…。
 ニール・バーン (ショーン・ビーン) は犯罪情報局(?)の情報員。フランク・パーマーがドンの犯罪組織で潜入捜査を行っていたところ、妻子を惨殺されたうえにその罪を着せられ、しかも組織の金を自分の懐に入れた疑いまでかけられて、終身刑となってしまう。
 刑務所へ移送中に脱走したニールはフランクの娘アニーの協力を得て真相を探りはじめた。「パタゴニア」というペーパーバックに書かれた暗号は解けるのか、妻と娘を殺した犯人は誰なのか…?


 いわばイギリス版『逃亡者』って感じのドラマですね! 警察や組織の追跡をかわすため、長髪だった髪を切って染めたり作業用のツナギを着たりホテルのボーイになったりと、いろいろに変化するショーンBが拝めます。ニールは腕っ節も強くとっさの機転も利くという、かなり腕っこき情報員のようで、警察や組織の手をかいくぐっていく様子が見ものです。アクション・シーンもたっぷり堪能できました。あんな全力疾走しているショーンBは初めて観た気がするぞ。
 ただ、長髪ショーンは第1話に出てきたみたいで、第2話以降はフラッシュバックで登場するだけですが、わたしにはこのヘアスタイルはビミョーだったかもしれない…。ショーンBに関しては襟足すっきり、せいぜい『ナショナル・トレジャー』のイアン・ハウくらいの長さが好みだということが判明しましたです。あと柄シャツも似合ってなかった… (小声)。
 そして脱走後、ニールはとある下宿に名前を偽って住むことになるんですが、その下宿屋の女主人に気に入られて夕食に招待されたり、タクシー会社のイスラム系の社長(?)にかばわれたり、追いかけるフォード警部補にまで「彼はシリアルキラーじゃない」(逃亡中に幼女連続殺人事件の容疑までおっかぶせられた) とかばう発言をされたりと、とにかく男女問わずにモテまくっているのがいい感じ。オトコマエはどんな状況でも得だってことですな。
 1回ざざーっと観た感じでは、ニールを陥れた人間の動機や暗号の謎解き部分がちょっとあいまいかつあっさりしすぎで、サスペンスとしては少し物足りないような気もしますが、第1話が抜けているせいもあるだろうし、ショーンBファンのわたしは十分満足できました。なんといっても七変化だし! 事件の概要がわかった状態で見直すと、最初は見えてなかった部分に気づく可能性もあるしね。
 できたら関西圏でも放映してほしいな~。そうしたら1話からばっちり録画するのに。CBCと同じ系列だしMBSで放映なんてどうでしょう!? 『炎の英雄シャープ』シリーズのように、ミステリチャンネルでもOKなんだけどな。そしてもっと贅沢をいうなら、日本版のDVDも発売してほしいのでありました。お値段はおさえめで(笑)。

 あとショーンBに関して気になる話がひとつ。ショーンB主演でパイロット版が製作されたドラマ『Faceless』を、FOXはオンエアしないことにしたという噂が出てきています。わたしがこの情報をキャッチしたのはIMDbのメッセージボード (ログインしないと読めません)。出所が明らかでないのでデマの可能性もあるのですが (投稿者もそう書いている)、事実だとしたら悲しい。第一もったいないよ~! 正確な情報が早く出てほしいものです。

Extremely Dangerous (2pc)

海外版のDVDは日本のAMAZONでは扱っていないので、ヴィデオのライフログをはりつけておきます~。
# by nao_tya | 2006-04-29 16:30 | ドラマ感想etc.

10ポンドか100ポンドか…

 ヴィゴの新作の噂 (どうやら決定らしいですね~。嬉しい!) が出る少し前、ショーンの次回作についても情報があがってきておりました。Nick Love監督・脚本の『OUTLAW』というイギリス映画。
 IMDbのPlot Outlineをかなり適当に訳すと、「政府に裏切られたと感じ、警察の力に失望させられた人々が、彼らが社会のなかで間違っているとみなしたものを (おそらくは暴力で) 正すため、非合法の自警団を作る」という内容の模様。公式サイトのトレイラー (というよりイメージ映像) を観るかぎり、かなり暴力描写がきつそうです。
 で、この映画についてただいま少々悩んでおります。というのも、この映画では現在エグゼクティヴ・プロデューサー、要するに出資者? を募ってるんですね~。コースは10、50、100ポンドの3つあって、金額が上がるにつれて特典のグレードもアップしていくわけです。
 10ポンドだと映画の進行状況などのメールニュースが毎月届き、Tシャツがもらえ、映画のDVDに名前がクレジットされる。100ポンドだとこれらにプラスして、映画にエキストラとして登場できる、試写会に参加できる、抽選でプレミアに参加できるなどなど…。
 100ポンドといえば2万円少々。これでエキストラに確実に参加というのはかなり魅力的ですが、現実問題としてイギリスのどこか不明な撮影場所まで自力で行かねばならない (もちろん費用は自腹!) という高いハードルが待ち構えているわけですよ。しかも、その撮影にショーンが参加しているかどうかは微妙なところだと思うし。
 情報が確かならばショーンは主役なので、プレミアだったら生ショーンを拝める可能性は高そうですが、このチケットは抽選だしな~。
 前々からしたいと思っていたイギリス旅行の良いきっかけだと考えて、ここは思い切って賭けに出るか、堅実にDVDに名前をクレジットしてもらうだけで満足するべきか!? いや、エンディングロールにショーンと自分の名前が流れるってだけでも十分うれしいんですけどね。『ロード・オブ・ザ・リング』ではファンクラブ会員になるのが遅くて、かなわなかったことだし。いやでもせっかくのチャンスだしな~ (←少なくとも10ポンドは出すつもりになっている/笑)。

●『OUTLAW』公式サイト
# by nao_tya | 2006-04-27 23:58 | ヴィゴ&ショーン

ヴィゴ、新作の噂??

 スペイン映画『Alatriste』以来、とんと出演映画の話が出てこなかったヴィゴですが、ここにきて新作が決まったらしい、という噂が浮上してまいりました!
 しかもその出演作ってのが、『ヒストリー・オブ・バイオレンス』に続いてまたしてもデイヴィッド・クローネンバーグ監督の映画。タイトルは『Eastern Promises』で、ロンドンを舞台にしたサスペンス・スリラーだそうな。ちなみに脚本は『堕天使のパスポート』スティーブン・ナイト。雑誌『キネマ旬報』でこの新作の情報は読んでましたが、ヴィゴが出演することになるかもしれないなんて~。
 ネットの情報によると、ヴィゴは主役ではなくロシア・マフィアに関係した謎の男、という役どころ。出演が本当なら久しぶりの悪役になるのかな?
 マリア・ベロ曰く、ヴィゴとクローネンバーグ監督は「脳細胞を共有している」らしいので(笑)、監督から出演を依頼されたら快諾しそうな気がするんですよね。よってこの話は信憑性が高いのでは…、と期待が勝手にどんどこふくらみます。さてさて真相は!?
 なにしろ『Alatriste』は日本公開が決まってないようだし (せめてDVDくらいは発売してくれ~)、クローネンバーグ監督の映画なら日本公開はかなり期待できるだけに、このニュースはぜひとも確定してほしい! 続報が待たれます~。
# by nao_tya | 2006-04-26 14:56 | ヴィゴ&ショーン
 先週の土曜日は出勤日だったんですが、仕事が終わってから念願の劇団四季ミュージカル『マンマ・ミーア!』を観てきました!
 『マンマ・ミーア!』は大阪梅田のハービス・エント内にある「大阪四季劇場」の杮落し公演にあたり、2005年1月に公演開始。すでに1年以上もロングランを続けています。しかしながら、わたしにとってはこれがようやく初見です。
 いやぁ、ロングランだと思うと、わりといつでも観にいけるって気分になってしまって、ついつい後回しにしちゃうんですよね~。でもおかげでかなり観やすい良いお席が取れました (K列の真ん中あたり)。

〔ストーリー〕
 舞台はギリシャの小島。ホテルを営むドナには女手ひとつで育ててきた娘のソフィがいる。結婚式を明日に控えているソフィは、ドナの昔の日記をこっそり盗み読みし、ドナの昔の恋人、サム・ビル・ハリーの3人に結婚式の招待状を送っていた。そのうちの1人がきっとソフィの父親に違いないのだ。
 顔をひと目見れば誰が自分の父親なのかはすぐにわかると考えていたソフィだが、いざ島にやってきた3人と顔を合わせて話をしても、自分の父親が誰なのかさっぱりわからない。そのうえ全員がソフィを自分の娘だと思い、結婚式のエスコートを申し出てくる事態に!
 果たしてソフィの父親は誰なのか? 突然現われた昔の恋人たちに動揺を隠せないドナはどう出るのか??


 感想を端的に云ってしまうと、とーっても楽しかった!! このひと言です。ABBAの曲が全部で22曲、次々に出てくるんですが、みなそれぞれの場面にピッタリはまって華やかでノリがよくて。観てるとどんどん自分のテンションが高くなっていく感じ。
 ストーリーも良い意味で単純でわかりやすく、展開がスピーディ。老若男女誰が観ても、すごくリラックスして3時間ほどの上演時間を過ごせるタイプのミュージカルといえるのではないかと。
 まぁその反面、ずっしりとした手ごたえがほしいような人には少々軽いというか、物足りなさを感じるかもしれないのですが。うーん、そうですね、3人の父親候補があっさりソフィの存在を受け入れるんじゃなく、そのうちの1人でいいから疑いを持つとか葛藤を感じるといった混乱があって、ソフィとの交流のなかで気持ちが変わっていく、ということがあっても良かったかも…?
 しかしこの舞台はおばさまが元気! ドナと彼女の友人、ロージーとターニャの3人で、彼女たちが昔組んでいたロックバンド「ドナ&ザ・ダイナモス」が一夜限りの復活をするわけですが、とにかくパワフルではちきれんばかりの勢いがありました。ターニャ役の森以鶴美さんはスラリと背が高く、色っぽい! ペッパー (大塚道人さん) を“坊や”扱いであしらうところとか、いかにもオトナの女って感じでカッコイイ。青山弥生さんのロージーはちっちゃくてかわいくてコミカル。早水小夜子さんのドナは気が強いのにどこか脆いところがあって、母性いっぱいでした。
 3人の父親候補のなかでは役得もあるだろうけど、やっぱり渡辺正さんのサムが印象に残ります。ちょっと文学青年っぽいっていうか、影のある感じがなかなかよろしかったです。ただ普通にセリフを話してるときの発声がなんかヘンというかひっかかる感じが。あと早水さんがドナだと年齢的なバランスがちょっと苦しいような~。まぁそれを云うなら松浦勇治さんのビルも若いんだけど、実はビルは陰が薄くてあまり気にならなかった(笑)。明戸信吾さんのハリーはなぜか小日向文世さんを思い出させました。デコか? デコだからなのか!?
 吉沢梨絵さんのソフィはか~わゆかった!! ほそっこくて華奢なのに、とても張りのあるよく伸びる彼女の声がとても好きです。舞台が始まってすぐの、女の子仲良し3人組のシーンが演じてる本人もハイテンションに楽しそうなんですよね。で、観てるこちらもここで舞台にするる~っと入っていけちゃう。
 舞台のストーリーが終わったあと、出演者総出のミニライブ(?)が3曲あるんですが、観客も総スタンディング、ノリノリで最後の最後まで楽しめるのも良かったです。ただ、音響がすごすぎて、音割れしちゃってたのが気になったかな。もう少し抑えてもいいんじゃないでしょーかね。
 一緒に観にいったわたしの唯一の観劇友達・T子ちゃんも大満足で、終演後にぜひまた違うキャストで観てみたい! と云いあっておりました。うーん、ロングランはいつまで続くのでしょう。次は秋か冬くらいに観にいきたいな。
 それから気になったことひとつ。プログラムは1冊1500円だったかと記憶してますが、『マンマ・ミーア!』のポスターの図柄がついた紙袋つきだとプラス500円になっちゃうのだ! いくらなんでもこりゃちょっとボリすぎじゃないかい(笑)?

●劇団四季公式サイト『マンマ・ミーア!』
# by nao_tya | 2006-04-24 00:43 | 雑記&日記
 熱心なファンの間ではボイコット騒動まで起こっているらしい『007 カジノ・ロワイヤル』ですが、わたしは実は完成を楽しみにしてたりします。ボンド・シリーズに思い入れがあるとか、ましてや6代目ボンドとなったダニエル・クレイグのファンというわけでは全っ然なく (←ヒドイ/笑)、ひとえに今回の敵役にマッツ・ミケルセンがキャスティングされたから!
 マッツ・ミケルセンはデンマークではすごく有名で人気のある俳優さんだそうです。だがしかし、日本ではきっとまだ「誰それ?」と言われちゃうような無名に近いお人。かくいうわたしも彼の出演映画は『キング・アーサー』『しあわせな孤独』しか観たことがありません (そもそも日本では彼の出演作は数本しか観られない模様)。
 『キング・アーサー』のトリスタン役を観たときは、「この人なんだかヴィゴに似てるわね~、デンマークの人ってこういう顔だちの人が多いのかしらん?」くらいにしか思わなかったんですが、その後CATVで放映されていた『しあわせな孤独』のニルス先生が印象深かったのでございます。
 トリスタン役のときは長めの髪に無精髭だったのが、ニルス先生は髭もそり落とした短髪スタイル。ずいぶんこざっぱりした風貌に。で、自分の奥さんが引き起こした交通事故の被害者の婚約者に惹かれていく、ごく普通の男性という役がら。弱くてちょっとずるくて、でも優しいニルス先生はとても魅力的でした。
 前作の『カジノ・ロワイヤル』は観てないので、マッツが演じるボンドの敵役“Le Chiffre”がどんな男なのか予想もつかなかったところ、ネットをさまよって画像がアップされたサイトを発見。デンマークの地方紙に掲載されたものが流れてきたみたい。いやぁオッドアイ (それとも義眼?) がなんとも妖しく、しかも爬虫類系の酷薄・凶暴そうな雰囲気がにじみ出ております。ニルス先生との違いにかえって期待が膨らむってもんですわ~。

●画像掲載サイト『AIN'T IT COOL NEWS』
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# by nao_tya | 2006-04-22 11:25 | 映画感想etc.