『ナンバーズ/天才数学者の事件ファイル』DVDボックス発売!
2009年 06月 17日
第1シーズン全体の感想は以前にもアップしておりますので、今回はボックスそのものの感想をば少し…。
第1シーズンは全部で13話と、普通のアメリカのTVドラマに比べて話数が短め。なのでDVDの枚数は4枚しかありません。これらがちょっと太めのトールサイズのケースにコンパクトに収められていて、収納するのに場所をとらなくていいです。海外ドラマのDVDボックスって1シーズンが2つに別れてたり、DVD1枚1枚が別のケースに入ってたりと、やたら嵩高いのが多いので、ほんとは全部こういうタイプにしてほしいですわ。そして値段がもっと安ければ云うことはない(笑)。
で、このボックスには特典映像がいくつか収められています。内容は「ドラマ誕生までの軌跡」、「未放送のパイロット版に迫る」、「オーディション映像」、「カリフォルニア工科大学での分析」、「チャーリー・ビジョンの視覚効果」、「NG集」の6つ。おもしろかったのは、やはり未放送のパイロット版でしょうか。本放送されたパイロット版 (第1話) の前に、もうひとつパイロット版が製作されていたそうなんですが、チャーリーを演じるデビッド・クラムホルツ以外のエプス家の役者さんが全然違うのです! 特にドン役の役者さんのタイプが~っ。わりと細身で (いや、ロブ・モローがちょっとむっちり体型だからこう感じるのか/笑)、険がある感じで若い。この人がドンを演じていたら、エプス兄弟のイメージはだいぶ違うものになっていたと思いますね。
あと、オーディション映像や初版のパイロット版ではチャーリーの髪の毛が短いのも印象的。髪が短いだけなのにずいぶん若く見えるし、ちょっと堅苦しそうなイメージもありますな。見慣れているせいもあるでしょうが、今の長めの髪形のほうが柔らかい雰囲気も出ていていいと思うわ。初版のパイロット版が丸々観れるわけではないんですが、製作する人たちが試行錯誤しながらおもしろいドラマを作ろうと努力している過程がうかがえて、なかなか興味ぶかかったです。もちろん、今の陣容の『ナンバーズ』が本物! って感じがしますし(笑)。
そうそう、各エピソードがアメリカでの放映順で収録されているのも特筆するところですね! フォックステレビで放映されたときはいくつかのエピソードの順序が入れ替わっていたのですよ~。視聴者に印象づけるため、派手めな演出がある回を最初のほうに持ってきていたんじゃないかなって思うんですけど、このドラマのキモであるエプス兄弟の距離感とかチャーリーとアミタの微妙な関係がチグハグになってしまってどうも気持ち悪かったのだ。本来の流れに戻って大変スッキリいたしました(笑)。
第2シーズンのボックスも予約したし、あとは第4シーズンの日本での放映を待つばかり。早く放映してくださいね。お願いしますよ、フォックスさ~んっ (←ここで訴えてもな…/笑)。