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映画や本の感想アレコレ。ネタバレにはほとんど配慮してません。ご注意! 


by nao_tya
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ゲーム感想:『逆転検事』

 ここ数日、自宅に帰ってからは久々にニンテンドーDSをひっぱりだしてきてゲームに勤しんでおりましたがなんとか自力クリアができました♪ やっていたのはカプコンの『逆転裁判』シリーズのスピンオフ『逆転検事』でございまーす。

 『逆転裁判』の1~3に登場する御剣怜侍 (みつるぎれいじ) 検事が主人公となったゲームで、ジャンルとしてはミステリーに入るのかな。『逆転裁判』は事件が起こる (犯人逮捕) → 捜査 → 裁判となり、法廷で有罪か無罪かを争うわけですが、『逆転検事』にはこの法廷シーンがありません。事件が起こったら現場を捜査して様々な証拠を見つけ出し、証人や容疑者を尋問して犯人を捕まえて終了です。証言する人間の矛盾点につっこんで真相を暴くところは逆転裁判と変わりがないんですが、“逆転”の名前にふさわしい、強引とも豪快ともいえる(笑)鮮やかなどんでん返しはなかった気がしますね~。

 どっちかって云うと、地道に淡々と捜査を重ね、証拠を探し出していくことで事件を解決する感じ。基本的に生真面目なミツルギさんらしい内容のストーリー展開という気がしました(笑)。簡単とは云わないけれど、難易度もそこまで高くないかと…。とにかく証人にどんどん突っ込んでいくと正解への道筋が見えてくる仕組みになっていて、なんと今回わたしはゲームオーバーを1度も経験しませんでした! 『逆転裁判』シリーズではいったい何回被告人を有罪にしてしまったのか覚えてないくらいなのに…(笑)。これはあまり好きではなかったサイコロックや“みぬく”システムがなくなっていたからかな。今回から加わったロジックを組み立てるシステムは、ふたつの情報を結びつけるだけでいいのでわかりやすかったですしね。

 全体的に地味というかけれんみがないと云えばないのですが、おもしろくないわけではもちろんありません。矛盾をつきつけて事件が解きほぐされていくのはやはり快感です! 証拠品をいろんな人間につきつけていくことで、捜査の進展にはまったく関係はないけれどおもしろおかしい小ネタが広がるのも楽しい。また、『逆転裁判4』では姿を消してしまったキャラクターたちが『逆転検事』ではたくさん登場していて、このシリーズの世界観、キャラクターたちに思い入れがある人ならうれしくなること請け合いです。オバちゃんとかヤハリくんとかが相変わらずで笑ってしまった(笑)。アクの強い旧作からのキャラクターに押されて、初登場のキャラクターの影がちょっと薄くなってしまった気もしますが…。

 主人公が代替わりした『逆転裁判』シリーズも続きが出たらきっとまた買ってしまうと思うけど、旧来のキャラクターたちが活躍するスピンオフ作品もまたぜひ作ってほしいですね~。今回はあまり出番のなかったカガク捜査もまだまだおもしろく使えるでしょうし、キャラクターを操作して目的の場所へ移動させられるようになったので、場所を限定せずもっと移動できる空間を広げてみるのもいいと思います。次がスピンオフ作品になるのか続編になるのかわかりませんが、『逆転裁判』シリーズ、期待したいと思います。

●ゲーム『逆転検事』の公式サイトはコチラ
by nao_tya | 2009-06-03 11:46 | 雑記&日記