UAE後、第2回目の検診 (3ヵ月後検診)
2007年 02月 19日
病院に到着して婦人科で受付を済ませると、さっそく血液検査のために採血されました。その後、予約していたMRIの撮影に放射線科へ。放射線科では腸の動きを止める薬の注射 (筋肉注射。痛い…) と造影剤を入れる注射があり、この日は3本も注射がありました。げんなり~。
子宮筋腫があるらしいとわかったときに一度MRIは撮っているので経験済みなんだけど、MRIって相変わらずとんでもない音がしますな(笑)。
磁場と電波で画像を撮影するので、この騒音はもうどうしようもないとはわかってますが、うるさいことはうるさいんじゃよ~。一応ヘッドフォンから音楽 (B総合病院ではクラシックでした) は聞こえてくるんだけど、ガッガッガッっていう音が最高潮に高まると、そんな優雅な音楽はかき消されてしまうのでありました。
MRI撮影後にすぐ画像は読影にまわされました。婦人科までその結果と画像がやってくるのを待つことしばし。診察室に呼ばれて結果を聞きました。
血液検査はヘモグロビン値が10.0g/dl。うーん、1ヵ月後検診よりちょっと下がってます…。先生から「貧血が少しありますが、問題になるほどではないので、食生活に気をつけて」と注意されちゃいました。レバーでも食べるしかないな、これは。
そして肝心要のMRIの結果。これはですね~、ちょっと残念なことが判明してしまいました。
ほとんどの筋腫は動脈塞栓術によって栄養供給がたたれ、きちんと壊死していたので血流がなくなり、MRI画像でも真っ黒の状態で写っていました。
しかし、なかにまだ白いまま (血流があると白く写る) の筋腫があったんです…。
ほとんどの筋腫は子宮動脈から栄養供給を受けていますが、たまに子宮動脈以外にも血管が伸びている筋腫があること、そういった筋腫はUAEをおこなっても生き残ってしまうこと、などはUAEのことを調べたときにもわかっていたし、先生からも事前に説明がありました。
なので、わたしの場合、筋腫も大きいし数も多いんだから、UAEで塞栓されない筋腫があるかもしれないということはある程度覚悟もしていました。
それでも、やっぱりくっきりと白く残っている筋腫をこの目で確認したときはショックだったな~。自分の体にあるモノとはいえ、そのしぶとさには呆れちゃいますよ、まったく!
幸いUAE前に比べると筋腫からきていた自覚症状はなくなっていると云ってよく、今すぐにこの生き残った筋腫をどうにかしなければならないということはありません。また3ヵ月後にMRIを撮影して、この筋腫が大きくなっていないかを確認することになりました。
大きさに変わりがなければこのまま経過観察ということにできそうですが、問題は大きくなっていたとき。
この生き残った筋腫は子宮下部 (子宮頚部といわれるところ) にできていて、しかも子宮の裏側 (背中側と云えばいいのか?) にあるんですよ。ここは血管が多いうえに視野が狭いので、筋腫だけをとりのぞく核出術が難しい場所なんですって。
てことはつまり、この筋腫が大きくなって今後悪さをすることがあれば、またしても子宮全摘の可能性が浮上してきちゃうのですよ。
放射線科の先生のお話では、この生き残りに栄養を供給している血管を見つけて、そこを塞栓するという方法もあるとのこと。けれどこの血管が卵巣動脈だった場合は塞栓すると卵巣にダメージを与えることになるので、このときはあきらめるしかないんだって。
もちろん、このまま何もしなくても筋腫がおとなしくしている可能性がないわけではない。でも、ずっと筋腫が大きくなるかも…、という不安を抱えていくことになってしまう。それはイヤだし、なによりストレスがあると筋腫が大きくなるという説もあるらしい。かといって、思い切って全摘なんてとんでもない!
西洋医学の限界がここなら、次は東洋医学 (漢方) に頼るしかないかな~とも今は考えてます。
さすがにUAE前の状態 (数が多いうえに筋腫が巨大!) ではどうしようもなかっただろうけど、UAEによって生きている筋腫が限られ、大きさも中程度のものになってるんだから、消失させるのは無理でも、大きくさせないようにすることはできるかもしれない。
ただねぇ、問題は費用なんだよね。漢方は継続してこそ意味があるんだから、月々ある程度の出費は覚悟しなければならなくなっちゃう。
まぁ今からお金のことばっかり考えてもしょうがないので、ちょっと自宅や職場近くの漢方薬局、漢方外来がある病院などを調べてみようと思ってます。
UAEですべての筋腫が塞栓されなかったのは残念でしたが、今のところ体調はすこぶるいいので、UAEを受けたこと自体に後悔はありません。しかしまだまだ筋腫ちゃんとの戦いは続きそうですよ。とほほ~。