映画や本の感想アレコレ。ネタバレにはほとんど配慮してません。ご注意! 


by nao_tya
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〔ストーリー〕
 2018年。“審判の日”を辛くも生き延びた人々は抵抗軍を組織し、スカイネットとの戦いを続けていた。抵抗軍の一部隊を率いる立場となっているジョン・コナーは、スカイネットの抹殺リストの1位に、将来彼の父親となる、いまだ少年のカイル・リースの名前が挙がっていることを知る。カイルを救出しようとするジョンの前に、マーカス・ライトという記憶を失った男が現れるのだが…。


原題:TERMINATOR SALVATION
監督:マックG
脚本:ジョン・ブランカトー、マイケル・フェリス
出演:クリスチャン・ベイル、サム・ワーシントン、アントン・イェルチン

 マックG監督の『ターミネーター4』を観てまいりました~。前作の『ターミネーター3』はわたしはそんなに悪くないと思ったんですが、巷では賛否両論って感じでしたよね。今回の『ターミネーター4』もジェームズ・キャメロン監督の手になるものではないし、どんな感じかしらと思っておりましたが、わたしはおもしろいと思いました。ただ、ところどころに前作らを彷彿とさせてニヤッとさせるシーンはあるものの、全体的に「ターミネーター」シリーズらしさは薄れてきてるかな~って気はします。

 見た目はまったく人間との違いがわからないターミネーターが人間のなかに紛れこみ、黙々と無表情に人を殺していく不気味さ、怖さというのが「ターミネーター」シリーズにはあったと思います。ところが、『ターミネーター4』では舞台が審判の日以後の世界に移り、シュワちゃん型ターミネーターが開発される前に設定されたので、ターミネーターたちは一発で機械とわかるむきだしのボディ。戦闘を重ねるごとに肉(?)が剥がれ落ちて、機械の部分が露出したグロテスクな姿で、倒しても倒してもジョンたちに迫ってくる恐怖がなくなってしまったのは残念でありました。

 その代わりと云ってはなんですが(笑)、『ターミネーター4』ではいろんなタイプのターミネーターが出てきて、それらはすごく魅力的! わたしが一番好きだったのはバイク型のターミネーター、モトターミネーター。でっかいハーヴェスターからポンポンと飛び出してきて、障害物をかいくぐりながら疾走していく姿はたいそうカッコよかったです~。

 荒廃しきった世界のヴィジュアルもよくできてました。緑がほとんどなくて、すべてがホコリをかぶったように白っぽく、彩度の低い乾いて沈んだ世界。なんとなく、コーマック・マッカーシーの『ザ・ロード』を映像化して湿度をとりさったらこんな風になるかな? という感じ (←余談ですが、こちらの映画は秋にアメリカで公開されるみたいですね~。果たして日本公開はあるのか!?)。

 クリスチャン・ベイルが演じたジョン・コナーは抵抗軍の一部隊を率いて戦いの先頭に立つ、すっかりリーダーシップを発揮する存在になっちょりました。今作が『ターミネーター3』の続編だとすると、あの頼りなげなジョン・コナーからは想像できない別人のような変わりっぷり(笑)。頼もしいと云えばそのとおりなんですが、わたしはヨロヨロしながらもリーダーであることに目覚めていくジョンの成長過程を観たかったなぁ。クリスチャン・ベイルは苦悩する姿が似合うと思うから(笑)。その点はちょっと物足りなさがありましたね~。

 苦悩するジョン・コナーは観られませんでしたが、苦悩するターミネーターと人間のハイブリッド、マーカス・ライトはじっくり堪能しました! 演じているサム・ワーシントンがイイです。見た目はゴツイ系なのにどこか繊細さを感じさせる表情とかね~。あくまでも人間であろうとした彼が、与えられた“セカンド・チャンス”をどう活かすのか、予想はついていましたがやっぱり感動的でした。『ターミネーター2』のジョンとT-800みたいに、カイルやスターとの絡みがもっとあればこの感動はより深いものになっていたのに、と思いましたです。

 『ターミネーター4』ではサラが遺したテープの内容とはかなり違った未来になってきているので、ぜひともまた続編を作ってほしいです。今のところ人間とスカイネットとはまったくの敵対関係にしかないわけですが、『ターミネーター4』では初めてスカイネット本人が顔を出し(?)自身の言葉で話したことからも、機械・テクノロジーと人間の対話の可能性が出てきたと云えるかもしれないし、未来から過去へターミネーターたちがやってきてジョンたちを狙うというパターンだと、ストーリー展開にいろいろ制約ができてしまうでしょうが、審判の日以後の未来がどうなっていくかは、云ってみれば製作者たちが自在に生み出していけるわけですしね! 

●映画『ターミネーター4』の公式サイトはコチラ
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by nao_tya | 2009-06-22 12:57 | 映画感想etc.
 このブログでも何度か感想をアップしたことがある海外ドラマ『ナンバーズ/天才数学者の事件ファイル (シーズン1)』のDVDが少し前にやっと発売されました♪ フォックステレビでシーズン3まで放映されていてとてもおもしろいのに、DVDが出ていないせいかいまいち認知度が低かったこのドラマも、これでようやくメジャーになるかしら~(笑)。第2シーズンのDVDも発売が決まったようだし、なんにしろめでたいことでございます~。

 第1シーズン全体の感想は以前にもアップしておりますので、今回はボックスそのものの感想をば少し…。

 第1シーズンは全部で13話と、普通のアメリカのTVドラマに比べて話数が短め。なのでDVDの枚数は4枚しかありません。これらがちょっと太めのトールサイズのケースにコンパクトに収められていて、収納するのに場所をとらなくていいです。海外ドラマのDVDボックスって1シーズンが2つに別れてたり、DVD1枚1枚が別のケースに入ってたりと、やたら嵩高いのが多いので、ほんとは全部こういうタイプにしてほしいですわ。そして値段がもっと安ければ云うことはない(笑)。

 で、このボックスには特典映像がいくつか収められています。内容は「ドラマ誕生までの軌跡」、「未放送のパイロット版に迫る」、「オーディション映像」、「カリフォルニア工科大学での分析」、「チャーリー・ビジョンの視覚効果」、「NG集」の6つ。おもしろかったのは、やはり未放送のパイロット版でしょうか。本放送されたパイロット版 (第1話) の前に、もうひとつパイロット版が製作されていたそうなんですが、チャーリーを演じるデビッド・クラムホルツ以外のエプス家の役者さんが全然違うのです! 特にドン役の役者さんのタイプが~っ。わりと細身で (いや、ロブ・モローがちょっとむっちり体型だからこう感じるのか/笑)、険がある感じで若い。この人がドンを演じていたら、エプス兄弟のイメージはだいぶ違うものになっていたと思いますね。

 あと、オーディション映像や初版のパイロット版ではチャーリーの髪の毛が短いのも印象的。髪が短いだけなのにずいぶん若く見えるし、ちょっと堅苦しそうなイメージもありますな。見慣れているせいもあるでしょうが、今の長めの髪形のほうが柔らかい雰囲気も出ていていいと思うわ。初版のパイロット版が丸々観れるわけではないんですが、製作する人たちが試行錯誤しながらおもしろいドラマを作ろうと努力している過程がうかがえて、なかなか興味ぶかかったです。もちろん、今の陣容の『ナンバーズ』が本物! って感じがしますし(笑)。

 そうそう、各エピソードがアメリカでの放映順で収録されているのも特筆するところですね! フォックステレビで放映されたときはいくつかのエピソードの順序が入れ替わっていたのですよ~。視聴者に印象づけるため、派手めな演出がある回を最初のほうに持ってきていたんじゃないかなって思うんですけど、このドラマのキモであるエプス兄弟の距離感とかチャーリーとアミタの微妙な関係がチグハグになってしまってどうも気持ち悪かったのだ。本来の流れに戻って大変スッキリいたしました(笑)。

 第2シーズンのボックスも予約したし、あとは第4シーズンの日本での放映を待つばかり。早く放映してくださいね。お願いしますよ、フォックスさ~んっ (←ここで訴えてもな…/笑)。
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by nao_tya | 2009-06-17 13:12 | ドラマ感想etc.
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 わたしの「このお店でご飯食べた~い!」という欲求にしょっちゅう付き合ってくれているT子ちゃんから、先日「今度はここなんかどう?」というお誘いをいただきまして、早速予約していってきました♪ なんとお店のある場所が前にお勤めしていた会社のすぐ近く。お店までの道筋、T子ちゃんとふたり (←T子ちゃんとはその会社の同期入社だったのです。長い付き合いになるな~)、「懐かしいねぇ!」と大盛り上がりしてしまいました(笑)。

a0005060_16322944.jpg お邪魔したのは『BOCCIO (ボッチォ)』さん。お料理を奥さまがサービスを旦那さまが担当されている、ご夫婦おふたりのお店です。そんなに広くはないけどテーブル同士の距離がきちんととってあり、ゆったりした空間になっていました。テーブルごとにセットされているイスが違ってたりインテリアもカワイイ! わたしたちが座った席のテーブルは、昔はミシン台だったみたい (一番下の写真)。で、こちらの写真はパン。グリッシーニとフォカッチャ。むっちりしてたフォカッチャで好き~。

a0005060_1528571.jpg 前菜です。彩りがあざやかで、見た目がとってもキレイでした。タコやトマト、キュウリ、ナスなどの野菜がコクのあるコンソメのジュレで和えてあって、ミントが効かせてあるのでさっぱりさわやか。周りの赤いものはナスのピューレで、これを加えると酸味がプラスされ、味が変わってウマウマです!


a0005060_16324594.jpg 続きましてはジャガイモのニョッキ。ソースは自家製ソーセージのラグーソース。ニョッキが表面はつるるんとしてて、噛むとむっちりモチモチ。トマトの甘みとラグーソースのスパイスがいい感じにからんできます。ボリュームもたっぷりでがっつりいただけます。大満足~。

a0005060_1633322.jpg メインは固まり肉をローストしたものを薄くスライスしてあります。お肉をめくってもめくってもまだその下にお肉がある感じ(笑)。ぱっと見た印象よりかなり量が多い。でもおいしいからすべて平らげました(笑)。上にかけられたチーズが熱でとろけてきてお肉にからんでくると、その塩味がまたたまらんかったです。隠れてしまってますが、野菜もいっぱい添えられてます。ヤングコーンが甘くておいしかったわ~。

a0005060_16331625.jpg デザートはリンゴのコンポートとシャーベット。リンゴが半個のコンポートが運ばれてきたときは「食べきれるかな…」と思いましたが、甘みがきつくなくてさっぱりしたコンポートだったので全然イケました。クタクタにやわらかくなる手前、ショリッとした食感が残っているのも好みです。

a0005060_16333124.jpg 『ボッチォ』さんはひと皿の量がしっかりあって、がっつり食べたい人にはとてもうれしいと思います! ご夫婦おふたりでやっておられるのにお料理が出てくるスピードもちょうどいいし、とっても満足。ワインリストがないんですが、好みを伝えれば、お料理の内容とあわせていくつか候補を出してきてくれるようになってるみたい。白のボトルをお願いしたところ、濃ゆい白でおいしゅうございました~。総額でひとり8000円。ボトル1本飲んでこの値段ってのがうれしいわ~。

a0005060_16334792.jpgBOCCIO (ボッチォ)
 住所:大阪市中央区南船場2-2-21 Life&Design 202号
 TEL&FAX:06-6260-0055
 OPEN:ランチ 12:00~14:00
      ディナー 18:00~0:00
      (金・土のみ18:00~2:00)
 定休日:水曜

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by nao_tya | 2009-06-15 16:31 | 食べものたち
 先日、予約していた海外ドラマ『プリズン・ブレイク/ファイナル・シーズン』のDVDボックスがわが家にやってまいりました~。ファイナル・シーズンは2つのボックスに分かれていて、今回発売されたのは前半部分 (1~13話) のみ。ならば後半が出るまでゆっくり観ていけばいいやと思っていたのに、いざ観始めてしまうと止められなくて週末2日間を使って一気に観てしまいました…。7話くらいまでは字幕で観てたんですが、だんだん字幕を追うのがしんどくなって吹き替え版に切り替えたという(←なんでそこまでして/笑)。

 ファイナル・シーズンでは、第1シーズンからずっとマイケルたちを影から苦境に陥れてきた謎の組織“カンパニー”との全面対決が繰り広げられていきます。もうタイトルの“プリズン・ブレイク”からは遠く離れてしまってますな! 前シーズンまでは頑なに録音されることを恐れて声を出して話をすることがなかったボスキャラが、このシーズンに入ると普通に話してたりとか、「あれれ??」と思わないでもないところがあったりしたわけですが(笑)、全体的にとてもおもしろく、後編を観るのが今から楽しみです~。

 このシーズンでもいろんなキャラクターがお亡くなりになっていきますが、ウィスラーが序盤で非常にあっさり消えたのにはちょっと唖然…。『プリズン・ブレイク』ってこのパターンが多いですけど、ほんと、スタッフの方たちって容赦がないですな。そしてベリック! いやぁベリックがいなくなってさびしいと感じる時がこようとは、お釈迦さまでもご存知なかったことでしょう…。第1シーズンからは考えられない男気を見せてくれてビックリでしたわ。あと、第3シーズンで殺されたはずの人が「実は…」と再登場したし、もうなにがなんだか(笑)。死んだはずの人間が実は生きていたというパターンはある意味禁じ手。あまり繰り返されるとご都合主義が過ぎて、観てるほうはしらけてしまいますが、『プリズン・ブレイク』はこのシーズンで終わってしまうわけだし、そこまで気にはならなかったですね。

 ただ、ファイナル・シーズンから出てきたキャラクターで「この人イイ!」と思える人がいなかったのはちょっと残念かな。前のシーズンからのキャラクターはすっかり馴染みができていてそのバックボーンもわかっているし、それぞれに差はあれども思い入れがあります。そんな彼らに匹敵する新しいキャラクターを登場させるのは確かに難しいとは思うんですけどね~。たとえマイケルたちと敵対する人間でもそれなりに魅力を感じられたらいいんですが、そこのところはパッとしない感じでありました。

 淡々と与えられた仕事をこなすワイアットは不気味ではあるんですが、彼の個人的な事情などは一切不明のままだったので、それだけで終わってしまった感があるし、ローランドもいまひとつ活躍しきれないままだったし、セルフ捜査官はマイケルたちにやいやい云うだけのうるさい存在でしかないような気が…。あと、まずセルフはお顔が好みじゃないってのがイタかったかも…(笑)。後半からはまた新しいキャラクターが登場するのか、それとも現状のメンバーだけで話が進んでいくのか?? 一切不明なので気になります。

 もともとは目的のために仕方なしに協力しあう寄せ集めの集団だから、これからも誰かが裏切るかもしれないスリルも相変わらずです (グレッチェンやティーバッグは当然裏切るだろうということで、期待してますよ~/笑)。ただ、そんななかからでも友情が生まれ、絆が深まっていく様子もこのドラマの見所のひとつ。マホーンを敵視しまくっていたリンカーンが歩み寄りを見せるところとかはやっぱりグッときました! ホント彼らの行く末については気がもめます。マイケルの体調のことは、緊張感を高めるための不安要素として急遽出してきた設定という気がしますが、“スキュラ”強奪をまであと一歩というところまで迫って雰囲気はかなり盛り上がってきているので、後半も楽しみです。早くボックスの発売日が決まらないかな~。
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by nao_tya | 2009-06-08 22:40 | ドラマ感想etc.
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 基本的に平日の昼食はお弁当持参なんですが、先日はちょっと面倒くさくてお弁当づくりをパスしてしまいました~。昼ごはんの調達にセブン-イレブンへいったところ、MBSの情報番組『ちちんぷいぷい』とセブン-イレブンが共同で開発した『ちちんぷいぷい 角の☆印弁当』を発見♪ 関西地区限定のこのお弁当、コーナーができているのは知ってましたが、昼どきには売り切れてしまっていて現物を見たのは初めてです。

 せっかくだし1回くらいは食べてみたいわ~と、お昼の予算には少々オーバーしてましたが買ってしまいました (税込み695円)。お弁当の中身は↓のとおり。見た目の彩りもキレイで、なかなかゴージャスなラインナップです。

  ・塩飯おむすび&梅おむすび
  ・わさび海苔佃煮
  ・黒毛和牛のすきやき
  ・鶏とキャベツのはさみカツ
  ・胡麻衣の海老フライ&青海苔衣のじゃがいもフライ
  ・大根・筍煮

 お弁当のおかずにすきやきかい!? と思いましたが、レンジでチンして食べたら普通においしかった(笑)。でも思ったより薄味だったかも。特にいっしょに入ってる糸こんにゃくにはもちっと味がしみてるほうが好みだ~。家でつくるすきやきはかなり濃い味だからこう感じるのかな。おむすびのご飯はウマウマでご飯スキーのわたしはうれしかったです。そして、塩飯おむすびにわさび海苔の佃煮つけて食べるとウマさ倍増~!

a0005060_1550247.jpg 全体的なバランスもよくて、とてもおいしゅうございました。女性のお昼ご飯にちょうどいい感じのボリュームかな。大食いのわたくし・なおちゃや男性にはちょっと物足りないかもしれませんが、下手にお高い松花堂弁当より満足感は高いですよ、コレ。残念ながら販売は6月9日までだそうですが、また同じような企画でお弁当を発売してほしいです♪
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by nao_tya | 2009-06-05 21:50 | 食べものたち
 ここ数日、自宅に帰ってからは久々にニンテンドーDSをひっぱりだしてきてゲームに勤しんでおりましたがなんとか自力クリアができました♪ やっていたのはカプコンの『逆転裁判』シリーズのスピンオフ『逆転検事』でございまーす。

 『逆転裁判』の1~3に登場する御剣怜侍 (みつるぎれいじ) 検事が主人公となったゲームで、ジャンルとしてはミステリーに入るのかな。『逆転裁判』は事件が起こる (犯人逮捕) → 捜査 → 裁判となり、法廷で有罪か無罪かを争うわけですが、『逆転検事』にはこの法廷シーンがありません。事件が起こったら現場を捜査して様々な証拠を見つけ出し、証人や容疑者を尋問して犯人を捕まえて終了です。証言する人間の矛盾点につっこんで真相を暴くところは逆転裁判と変わりがないんですが、“逆転”の名前にふさわしい、強引とも豪快ともいえる(笑)鮮やかなどんでん返しはなかった気がしますね~。

 どっちかって云うと、地道に淡々と捜査を重ね、証拠を探し出していくことで事件を解決する感じ。基本的に生真面目なミツルギさんらしい内容のストーリー展開という気がしました(笑)。簡単とは云わないけれど、難易度もそこまで高くないかと…。とにかく証人にどんどん突っ込んでいくと正解への道筋が見えてくる仕組みになっていて、なんと今回わたしはゲームオーバーを1度も経験しませんでした! 『逆転裁判』シリーズではいったい何回被告人を有罪にしてしまったのか覚えてないくらいなのに…(笑)。これはあまり好きではなかったサイコロックや“みぬく”システムがなくなっていたからかな。今回から加わったロジックを組み立てるシステムは、ふたつの情報を結びつけるだけでいいのでわかりやすかったですしね。

 全体的に地味というかけれんみがないと云えばないのですが、おもしろくないわけではもちろんありません。矛盾をつきつけて事件が解きほぐされていくのはやはり快感です! 証拠品をいろんな人間につきつけていくことで、捜査の進展にはまったく関係はないけれどおもしろおかしい小ネタが広がるのも楽しい。また、『逆転裁判4』では姿を消してしまったキャラクターたちが『逆転検事』ではたくさん登場していて、このシリーズの世界観、キャラクターたちに思い入れがある人ならうれしくなること請け合いです。オバちゃんとかヤハリくんとかが相変わらずで笑ってしまった(笑)。アクの強い旧作からのキャラクターに押されて、初登場のキャラクターの影がちょっと薄くなってしまった気もしますが…。

 主人公が代替わりした『逆転裁判』シリーズも続きが出たらきっとまた買ってしまうと思うけど、旧来のキャラクターたちが活躍するスピンオフ作品もまたぜひ作ってほしいですね~。今回はあまり出番のなかったカガク捜査もまだまだおもしろく使えるでしょうし、キャラクターを操作して目的の場所へ移動させられるようになったので、場所を限定せずもっと移動できる空間を広げてみるのもいいと思います。次がスピンオフ作品になるのか続編になるのかわかりませんが、『逆転裁判』シリーズ、期待したいと思います。

●ゲーム『逆転検事』の公式サイトはコチラ
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by nao_tya | 2009-06-03 11:46 | 雑記&日記
〔ストーリー〕
 18歳の少年ジャマールはクイズ番組「クイズ$ミリオネア」に出演し、あと1問正解すれば番組史上最高の賞金を獲得できるところまできていた。しかしスラム出身で教育も受けてこなかったジャマールがここまで正解を重ねることができたのは、何らかの不正を働いていたに違いないと考えた番組司会者の通報により、ジャマールは警察に逮捕されてしまう。取調べのなかでジャマールはどうやって自分がクイズの正解を知ったのかについて話しだすのだが…。


原題:SLUMDOG MILLIONAIRE
監督:ダニー・ボイル
共同監督:ラヴリーン・タンダン
原作:ヴィカス・スワラップ
脚本:サイモン・ボーフォイ
出演:デヴ・パテル、マドゥル・ミッタル、フリーダ・ビント

 気がついたらそろそろ公開終了が近づいていそうだったので、ダニー・ボイル監督の映画『スラムドッグ$ミリオネア』を観にいってきました~。上映回数が減って1日2回しか上映してないせいもあるかもしれないんですが、観客の入りはそんなに悪くなかったですね。小学校高学年らしき男の子たち (10人弱くらい?) が連れ立ってきていたのが珍しかったです。ミニシアターの観客は年齢層高めだからかなり目立ってたなぁ。

 クイズ$ミリオネアというテレビ番組がイギリス生まれのもので、そのフォーマットがいろんな国で買われて、音楽や舞台セットなどはどれも共通の各国版クイズ$ミリオネアが放映されている、というのは知っていましたが、インドでも放映されていたというのがまず驚きでした。映画によると、インドのクイズ$ミリオネアの最高賞金は2000万ルピー。日本円に換算するとだいたい4000万円だそう。2000万ルピーってインドの貨幣価値からするととんでもない額のお金だろうから、これを獲得できれば確かに人生が変わるかもしれないですよね~。

 ゾンビも走らせる (@『28日後…』。正確にはゾンビじゃないんですけど/笑) ダニー・ボイル監督だけあって、映画は疾走感にあふれた勢いのあるパワフルな映画でした。オープニングからラストまで一気に駆け抜けていった感じ! 映画のなかでは3つの時間軸 (ジャマールが警察で尋問を受けているとき、クイズ$ミリオネアの収録時、彼の少年時代) が循環するようにして描かれていくんですが、時間を前後するごとに、ジャマールがなぜクイズの回答を知ることができたのかがひとつずつ明かされていきます。

 名前を知っている俳優さんはひとりとしていませんでしたが、そのぶん先入観なしに映画のなかへ入っていけた気がします。そして観終わったあとは、主要キャラクター3人 (ジャマール、ラティカ、サリーム) のことがとても愛おしく思えました。貧困のなかでも純粋さを失わず、初恋の相手へまっすぐに自分の思いをぶつけるジャマール、芯の強さとしなやかさを感じさせるラティカ、犯罪に手を染めながらも弟への愛情は残していたサリーム、みなが同じように愛おしい。最初はサリームのことは「なんてヤツ!」と腹立たしく思ってましたが、彼の狡猾さがなければ、もしかすると幼いジャマールはスラムでは生き抜いていけなかったかもしれないということ、そういう生き方しか選べなかったサリームの哀しさみたいなものを考えると、その腹立たしさも薄れてしまうのでした。

 最初にジャマールがどうやってクイズの答えを得たのかという謎から始まり、彼のこれまでの人生が語られるにつれ、徐々にラティカとのラヴロマンスへとシフトチェンジしていき、ボリウッド映画のような賑やかなダンスシーンで終わる物語は、最後にあたたかい希望を残してくれました。悲惨なスラムの状況さえも、たくましく活力にあふれた人々の生活を感じさせる映像で魅力的に切り取ってみせるので、インドの持つエネルギー、ダイナミズムがずんずんスクリーンをとおして伝わってきました! “運命”という言葉からはロマンティックなものを想像しがちですが、この映画は悲惨なもの、残酷なもの、光も影もすべてをひっくるめて運命というんだ、と伝えている気がします。あと、原作は映画とはまた違ったおもしろさがありそうなので、今度読んでみたいと思います!

●映画『スラムドッグ$ミリオネア』の公式サイトはコチラ

●映画の原作本
 『ぼくと1ルピーの神様
  ヴィカス・スワラップ (ランダムハウス講談社文庫)
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by nao_tya | 2009-06-01 21:42 | 映画感想etc.