映画や本の感想アレコレ。ネタバレにはほとんど配慮してません。ご注意! 


by nao_tya
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<   2008年 03月 ( 13 )   > この月の画像一覧

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 この間、義妹のKちゃんがお土産を持って遊びにきてくれました~。
 お土産の品は『CLUB HARIE (クラブハリエ)』の「バークムーヘン」! 『クラブハリエ』は和菓子の老舗、「たねや」さんが展開している洋菓子ブランドで、大阪だと梅田の阪神百貨店に入ってます。
 わたしがお店をのぞくといつも大行列。時間がないとゲットすることも難しい人気店なんですが、Kちゃんが買いにいったときは5分ほど並べば買えたそう。うーむ、やはり平日の昼間はねらい目ですな~。

a0005060_1234381.jpg ここのバームクーヘンはとにかくほわほわ~っとしたやさしい柔らかさと、それでいてしっとりしているのが特徴です。甘すぎず後口が軽いので、どんどこ食べてしまうおそろしいスイーツだ(笑)。
a0005060_12345655.jpg バームクーヘンの周りにはフォンダンというお砂糖がついてまして、これがショリッとした食感なのがふわんふわんのバームクーヘンにアクセントを加えてイイ感じなんですよね~。

 きちんと箱に入ったテイクアウト用のももちろんおいしいですが、やはりその場で切り分けてもらえる切り売りのバームクーヘンの味は格別。切り売りはかなり早い時間に売り切れちゃうので、めったとお目にかかれないのが残念なんです。関西にもう少し店舗を増やしてくれたらうれしいなぁ。

●『CLUB HARIE (クラブハリエ)』のサイトはコチラ

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by nao_tya | 2008-03-31 12:36 | 食べものたち
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 先日姉夫婦がまたしても夕食を食べにやってきました (メニューはもちろん焼肉だ/笑)。そのとき最近北海道旅行をした姉が持ってきたお土産が、こちらの『ROYCE' (ロイズ)』の「ポテトチップチョコレート」でございま~す♪
 ロイズといえば生チョコが有名だし、わたしも大好物。しかし、ロイズの商品のなかで一番愛しているのはこのポテチョコだったりします。

 最近、明治製菓から「北海道チョコポテト」というよく似たお菓子が発売されて、そちらはコンビニなどで手軽に入手できるし味もなかなかですが、食べ比べてみるとやはり本家が一番だと思うんだな~っ (←握りこぶし!)。

 チョコ部分がビターチョコの「北海道…」に比べ、「ポテトチップチョコレート」はミルクチョコを使用してます。このチョコがやっぱりコクがあってウマイのだ。そのチョコがしょっぱくてパリパリのポテチにぴしっとコーティングされてて、不思議な組合せですが食べだすと止められない、クセになる美味しさなのです~。

 ポテチが波々にカットされてるので、チョコは片面にしかかかってないけど思ったよりもたっぷりついてます。厚めのザクッとしたポテチにチョコが負けていません。このチョコとポテチの拮抗ぐあい、バランスがスバラシ~!!! かなり高カロリーなおやつなので、量を食べるとおそろしいことになるんだけど、ホント食べだすと袋に伸びる手を止められまへん(笑)。

a0005060_1123588.jpg ロイズのサイトでも通販できますし、ロイズは百貨店などで開かれる北海道展ではたいてい出店してるから、そちらでも手に入れることができます。まだ食べたことがないって人は、ぜひ食べてみて、この味にハマってください♪

●『ROYCE' (ロイズ)』のサイトはコチラ
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by nao_tya | 2008-03-28 12:34 | 食べものたち
〔ストーリー〕
 テロ撲滅の国際サミットがスペインのサラマンカで開催されようとしていた。広場に集まった大観衆を前にアメリカのアシュトン大統領が演説を始めようとしたその瞬間、大統領は何者かに狙撃されてしまう。狙撃に引き続いて大規模な爆発も発生し、パニック状態に陥った広場のなかで、シークレットサービスのバーンズは犯人を探し出そうとするのだが…。


原題:VANTAGE POINT
監督:ピート・トラヴィス
脚本:バリー・L・レヴィ
出演:デニス・クエイド、マシュー・フォックス、フォレスト・ウィッテカー

 週末に映画『バンテージ・ポイント』を観てきました! 映画館で予告編を観てツバをつけていた映画だったんですが、調べてみたら監督のピート・トラヴィスってヘンリー8世をあつかったイギリスのTVドラマ『キング・オブ・ファイヤー』の監督さんだったんですね~。このTVドラマ、ショーンBがほんの少しですが出演してるから、レンタルが開始されたときに観たらけっこうおもしろかったです。セル版のDVDはほかのドラマ2本とセットになってて、ちょいと勇気の必要な値段で買ってませんが、イギリスの歴史ドラマが好きな人にはお勧めです!

 で、『バンテージ・ポイント』に話を戻しまして。
 大統領の狙撃事件を、まずはTVのニュース取材班の視点から見せ、事件の概要がわかったところで時間がきゅ~っと巻き戻り、シークレットサービス、地元警察官、アメリカ人旅行者、大統領本人、そしてテロ実行犯という異なった視点から次々と描いていく映画です。

 様々な視点から事件を見ることで、ひとつの視点からではうかがいしれなかった事情が徐々に浮かび上がってきて、断片がつながってひとつの真相に迫っていく展開はスリル満点でした! ひとつの視点が終わるときは必ず“あともう少し見せて~っ!”と叫びたくなるような、ヒキの強いところで切れて次の視点へ移っていくので、緊張感ともどかしさも抜群です(笑)。

 観てる人間は何度も同じ事件を追いかけることになるわけですが、どの視点から見るかで浮かび上がってくる事件の死角が違っていて新たな発見があるので、繰り返しが続いて飽きてしまうようなことにはなりません。ひとつの視点ではまったく事件とはかかわりがないかに思えた人間が、実は重要な役割を演じているのが判明するタイミングとか、真相の見せ方をすごくよく計算して練っている脚本には感心しきりでありました。

 映画はひととおり視点が一巡して事件の全容が見えたところで、追う人間、追われる人間のアクションがメインになってしまい、最初から最後まで個々の視点から語られる話じゃなくなってしまうのがちょっと残念だったかな~。まぁ全編この手法で押し切るのはかなり難しいだろうし、カーチェイスのシーンはすごいスピード感と迫力で手に汗にぎるハラハラをたっぷり味わえてよかったですけどね! カーチェイスが激しすぎて、デニス・クエイド扮するバーンズの不死身ぶりがありえな域に達することになってしまい、思わず笑っちゃいましたけど…(笑)。

 あと、この映画でかなり久しぶりにシガーニー・ウィーヴァーをスクリーンで観ることができて感慨ぶかかったわ~。ただ、ほとんど活躍らしい活躍もせず、事件解決後に彼女を含めたTVクルーの様子が語られることもなかったのがちょっとさびしかったかも。羅生門スタイルを活かした脚本ありきの映画であって、シガーニー・ウィーヴァーに限らず、ひとりの俳優さんを特別に目立たせるタイプの映画ではないと考えれば納得できるし、俳優さんが己の役柄に徹しきった姿はそれぞれ渋くてカッコよかったですけどね。

 とにかく、ここ最近観たサスペンス、アクション映画のなかでは出色のおもしろさ。人にも安心してお勧めできるタイプの映画であります。映画は観たいけど、なにを観るのか決めていないような人、ぜひぜひ劇場へ♪ 

●映画『バンテージ・ポイント』の公式サイトはコチラ
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by nao_tya | 2008-03-26 12:19 | 映画感想etc.
 週末に映画を観にいったときに食べたランチをご紹介~。
 お店の名前は『cafe ILMA (カフェ・イルマ)』さん。六甲アイランドのファッションプラザのなかに入っているカフェで、以前に紹介したことがある『ル・バタクラン』と同じSHOOBYDOOBYグループの1店です。

 ここは姉妹店『ア・ラ・カンパーニュ』のケーキをテイクアウトできるので、そちらは何度か利用したことがあるんですが、ランチは初めて。入ろうかな~と思って覗いてみると、お客さんが誰もいないという状態のときばかりで、ちょっと入りずらかったんですよね(笑)。
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 この日も同じくガラ空きの店内でしたが、禁煙のソファ席に陣取ってのんびりランチさせていただきました! 3種類ほどのフードメニューから「本日のパスタ」をチョイス。パスタにサラダとドリンク、自家製パン食べ放題がついて980円なり~。

 パスタは2種類あって、今回は「白身魚とオクラのアーリオオーリオ」にしてみました。
 細めのパスタで、にんにくがよくきいててけっこうおいしかった! ただパスタの量はちょっと少ないかな~。男性やよく食べる女性 (←わたしのことだ!/笑) はこの量ではきっと不満だと思います。

a0005060_19271690.jpg グリーンサラダはかかってるドレッシングが好みのタイプで、普通においしくいただきました。『ル・バタクラン』と同じドレッシングを使ってるのかな??
a0005060_19274262.jpg 自家製パン、“食べ放題”と云っても3種類しかなかったのが哀し~。時間が早かったからこれだけだったのか、それともいつでもこんな感じなのか? マーガリンのほかにオリーブオイルもおいてあったのはいいと思います!

a0005060_19281587.jpg ドリンクはコーヒー、紅茶、オレンジジュースのなかから選べました。紅茶が3種類 (ダージリン、セイロン、アールグレイ) あったのはポイント高いかも。さすがア・ラ・カンパーニュのケーキを提供しているだけはありますね~。

 全体的に、おしゃれなテーブルセットとかゆっくり寛げる雰囲気は好きですが、ランチとしての魅力というかパンチは不足してる気がしますね。まぁお値段が高くないので損した気分にはなりませんけど。同じ六甲アイランドでパン食べ放題なら、種類が豊富な『ベーカー&ダイナー c.m.h (セ・エム・アッシュ)』のほうがお得な気がしちゃうのは確か。も少しがんばれ!

cafe ILMA (カフェ・イルマ)
 住所:神戸市東灘区向洋町中2-9-1 神戸ファッションプラザ3階
 TEL:078-841-6830
 OPEN:10:00~20:00
 サイトはコチラ
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by nao_tya | 2008-03-24 12:37 | 食べものたち
〔ストーリー〕
 父親の死を契機に疎遠になっていた長男フランシス、次男ピーター、三男ジャックのホイットマン3兄弟は、フランシスの招集でインドの鉄道旅行に出かけることに。「これは魂の旅だ!」と宣言し、事細かに兄弟を管理しようとするフランシス、あくまでマイペースなピーター、元カノの留守番電話の伝言チェックに余念がないジャックと、どこまでいってもチグハグな3人は、実はそれぞれに悩みを抱えていた。彼らの珍道中は果たして…。


原題:THE DARJEELING LIMITED
監督:ウェス・アンダーソン
脚本:ウェス・アンダーソン、ロマン・コッポラ、ジェイソン・シュワルツマン
出演:オーウェン・ウィルソン、エイドリアン・ブロディ、ジェイソン・シュワルツマン

 事務所でU地さんに「この映画って好きなんちゃう?」と教えてもらって公式サイトをのぞいてみたら、なるほどまさにわたしのツボをくすぐりそうな映画! U地さん、さすがにわたしの好みがわかってるぅ(笑)。すでに公開されていたので、さっそく観にいってきました。映画のタイトルは『ダージリン急行』。監督は『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』や『ライフ・アクアティック』のウェス・アンダーソンです。

 “仲の悪い三兄弟が旅をとおして絆を取りもどす映画”だと聞いて、さほど考えなくてもわたしの頭のなかには『サン・ジャックへの道』が浮かんできました。このふたつ、コンセプトとしてはとてもよく似た映画だと思います。で、実際に観てみたら、この『ダージリン急行』のほうがかなりヘン度が高かった(笑)。でもそのヘンさは全然イヤな感じじゃなくて、ゆる~いオフビートな笑いがなぜだかとっても心地よい、不思議な印象を心に残す映画でありました。

 異常に仕切りたがりの長男も、長男には三男の、三男には長男の内緒ゴトを吹き込むちょいと自分勝手な次男も、“自分の家族を題材にした”というより、それまんまやん! な小説をぺろっ書いて公表しちゃうような三男も、み~んな変人だけどどこかに傷をもつ愛すべきキャラクターなんです。彼らの過去はほとんど描写されないため、どうして彼らがそんな性格になったのか、結局なにが一番の原因で疎遠になってしまったのかなど、説明されない部分がたくさんあるのがちょっともどかしい気もするけど、まぁそこは勝手に想像してみてよ、というゆるさがあります(笑)。

 彼らの意識が変わるきっかけとなる、インド人の少年の葬儀のシーンはとても厳かで静かな気持ちにさせられる場面でした。でもそういったシーンでさえも、三兄弟が着ている服がパジャマだったりして (←クルタに一番よく似ていた手持ちの服がコレだったんだと思われる…)、後で思い返すとやっぱりなんだか奇妙で、知らず思い出し笑いをしてしまうユーモアと温かみが感じられるのが好き。

 ハチャメチャで、まったくフランシスの立てた計画のとおりには進まなかった旅だけれど、“兄弟の絆を取り戻す”という最大の目標を達成して、ほんの少しだけれど心の荷物を軽くした兄弟の姿は、観ていてほっこりした気分にさせられます! 三兄弟の人間性に変化があったんじゃなく、相変わらず彼らはヘンだしイヤな部分も持っている。けれど、そんな相手の存在をあるがまま受け入れる余裕が、互いのなかに生まれたんだな~って思えました。ラストの車窓から見えるひたすら前へと進む列車の様子は、彼らの今の気持ちを表していたんでしょうか。

 あと、ルイ・ヴィトンのデザイナー、マーク・ジェイコブスがデザインしたスーツケースたち (オレンジの地にアフリカの動物たちが散っている) や、列車のなかで振る舞われるお茶のティセットががめちゃくちゃかわい~! とか、ナタリー・ポートマンやビル・マーレイがさりげなく登場したりとか、映画のストーリー以外にビックリのお楽しみがあったのもうれしかったです~。まさにわたしのツボを直撃! な映画でありました。

●映画『ダージリン急行』の公式サイトはコチラ
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by nao_tya | 2008-03-21 23:09 | 映画感想etc.
 デジカメのデータの整理をしていたら、うっかり撮ったことを忘れていた元町のカフェ『MADO MADO (マドマド)』のランチの写真を発見~。せっかくなので記事にしてアップしておこうと思います。ちなみにランチのお値段は900円でございます ('08年4月から950円になりました~/'09年1月追記)。

 この『マドマド』、わたしがよく行くミニシアター系の劇場からほど近い距離にありまして、ここに映画を観にいくとたいていランチしにいっちゃいます。お茶をしにいった回数よりランチした回数のほうが絶対多いと思うわ~。フレンチやイタリアンでなく、和系のお昼ご飯が食べたいな~ってときにはまず思い浮かぶ、わたしにとって“ランチのお店”と云ってもいいかもしれません♪ (←いや、お茶ももちろんオイシイんだけどねっ)

a0005060_14415854.jpg 今回のご飯は『ネギ味噌のせごはん』でした。
 ほかほかの白ご飯に濃ゆいおかず味噌。いやぁ合います。おいしいですねぇ!
a0005060_14423452.jpg お味噌汁は「春菊ととろろ昆布のお味噌汁」。
 春菊がかなりたーっぷり入ってます。苦味が全然なくて、しんなりとした春菊にとろろ昆布がにゅるんとからんでいてなかなかウマイっす。

a0005060_1443652.jpg 大きなおかずは「さつまいともカリフラワーのそぼろ煮」でした。
 さつまいももカリフラワーもゴロンゴロン入っててボリュームあります! やさしく煮ふくめられた味で、これ大好きな一品でした! 家でも作れるかな~。
a0005060_14432912.jpg 小さなおかずは「春雨ときゅうりのサラダ」。
 酢の物が好きなので、普通においしくいただきました。器が野菜? それともなんかの実? の形をしててかわいいです。

a0005060_14435680.jpg 小さなデザートはウーロン茶 (←多分…) のゼリーでした。
 甘味がまったくないゼリーなので口にいれるとすごくさっぱり~。上から少し蜜がかけられていて、それをからめるとまた味が変わるのもいいです。
a0005060_14441471.jpg そして最後に本日のお茶。ほうじ茶??
 小さく見えて、ポットにかなりたっぷり入ってます。お茶を飲みつつのんびりおなかがこなれるのを待って、映画のパンフを読んだりボーッとしたり。至福の時間でございました。この日も満足いっぱいのランチをごちそうさまでした♪

MADO MADO (マドマド)
 住所:神戸市中央区三宮町3-2-2 伊藤ビル2階
 TEL:078-332-7590
 OPEN:11:30~20:00
      (ランチタイム 平日 11:30~15:00、土日祝 11:30~14:00)
 サイトはコチラ
 前回のランチの記事はコチラ
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by nao_tya | 2008-03-19 23:44 | 食べものたち
〔ストーリー〕
 15歳のときに“ジャンプ”=“瞬間移動”の能力に目覚めたデヴィッドは、母のメアリーが失踪してから暴力的になった父親のもとを逃れ、その能力で世界を自在に駆け巡る気ままな生活を送っていた。ところがある日、デヴィッドのようなジャンプ能力を持つ人間=ジャンパーの抹殺を使命とする秘密組織“パラディン”のエージェント・ローランドがデヴィッドの前に現われた。なんとかローランドの攻撃から逃れたデヴィッドは、故郷へ舞い戻ってくるのだが…。


原題:JUMPER
監督:ダグ・リーマン
原作:スティーヴン・グールド
脚本:デヴィッド・S・ゴイヤー、ジム・ウールス、サイモン・キンバーグ
出演:ヘイデン・クリステンセン、ジェイミー・ベル、レイチェル・ビルソン

 仕事帰りに映画を観にいこうと思い立ち、映画館へ。一番観たかったのは『バンテージ・ポイント』だったんですが、あいにくちょうどいい上映時間がなくて、第2候補だった『ジャンパー』を観てきました。監督は『ボーン・アイデンティティー』や『Mr.&Mrs.スミス』のダグ・リーマン。『ボーン~』は好きなんだけど、『Mr.&Mrs.スミス』はどうも好みとあわない映画だったので、この『ジャンパー』はどっちに転ぶかな~と思いながらの鑑賞でした。

 結果は…。う~ん、普通におもしろくて退屈はしなかったのでつまらなくはない。ハラハラするところもちゃんとありました。でも、全体的にのめりこむようにして観ることはなかったですねぇ。
 一番の敗因は、主人公であるデヴィッドにこれっぽっちも共感できなかったってことでしょうか…。だって! このデヴィッド、めちゃくちゃ自己チューなんだもんっ!!
 
 デヴィッドはジャンプ能力を自在に操れるようになってからは自堕落に暮らしてるわけですが、そのための生活資金ってのが銀行の金庫室にジャンプして、そこからかすめとってきた (というのもおこがましいくらい大量の) 現金なわけですよ。まぁ能力に目覚めた15歳のころなら生活能力もなかろうし、この行為もなんとか許容範囲です。

 だがしかし。それから10年近く経ってもまだその状態ってアンタ…。しかもやたらと自尊心だけは強いイヤミな青年になっちゃって。テレビのニュースで洪水で取り残された人々の様子などが流れていてもまったく無関心。知らんぷりで遊びに出かけちゃったりとかね、いろいろと「なんじゃコイツ!?」と思わせるエピソードが出てくるのでございますよ。

 でも、デヴィッドの生い立ちは決して幸せといえるようなものではなかったし、こういう性格になってもしょうがないか、と物語の冒頭では納得もできます。そのかわり観てる側としては、そんな風に自分勝手な、特殊な能力があってもひたすらそれを己の楽しみのためだけにしか使わない人間が、物語が進むにつれいろんな困難にぶつかったり、彼を導いてくれる人間が出てきたり、愛する人ができたりと、様々な出来事があってこれから内面的な成長を遂げていくんだろうと期待するわけですよ。

 しかしながらどれだけストーリーが進もうともデヴィッドのなかでなにかが変わる様子は毛筋ほどもなく、ローランド率いるパラディンと壮絶な追いかけっこをしながらハデな戦いを繰り広げるばかり。最後には恋人のミリーと手に手をとって逃避行♪ って、オイッ! 精神的成長は? 今まで自分がやってきたことに対する反省は? そういうものは一切ナシなんですか~!? というエンディングに、エンドロールを観ながらしばし呆然…。なんとういか、観終わったあとにごっつい消化不良感が。これでは素晴らしかった映像の魅力も半減した気分であります。

 結局のところ、この映画はデヴィッドの物語を描くことではなく、“瞬間移動”というものを映像で表現することを主眼にしていたってことなんでしょうか。確かに瞬間移動することによって生じる空間のひずみとか、ジャンパーが出現するときの演出とか、今までにない表現で斬新でした。あと、ジャンプ能力を駆使しての戦いも、視覚と音響の効果をフルに使ってすごい迫力で楽しめます。ただ、この迫力はどうしても大きなスクリーンに整った音響設備の映画館でないと感じられないものだと思います。いくらホームシアターの環境が進化していても、映画館とは同じようには再現できないんじゃないかな~。

 この『ジャンパー』、1作めがヒットすれば三部作の予定だそうですがどうなることか?? わたしはどちらかというと物語を楽しみたい派なので、2作めがもし製作されたとしても、この貧弱な物語の続編をわざわざ観にいくかどうかはかなりビミョーって気が。脚本が劇的に変われば話は別だけど、映画の狙いが物語にないのなら、ちょっとそれも望み薄な気がしますしねぇ。

 とにかく、今から観にいこうという方は、ストーリー的なものはあまり期待せず、映像の奇抜さ、斬新さを楽しむつもりでいかれたほうがいいと思います。あと、設備ができるだけ整った映画館をチョイスすることをお勧めします~。

●映画『ジャンパー』の公式サイトはコチラ

●映画の原作本
ジャンパー (上)

ジャンパー (下)
 スティーブン・グールド (ハヤカワ文庫)
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by nao_tya | 2008-03-17 23:23 | 映画感想etc.
 職場でちょっとした送別会があり、北新地にある『割烹 いく瀬』でおかませ懐石を平らげてきました~♪ このお店はパーマリィイン堂島という元々はホテルだったビルにあって、今までにも何度かお邪魔しました。接待などに使われそうな落ち着いたお店で、いろんなタイプの個室があり、今回はテーブル席のお部屋でした。同じビルの1階には本店の『うかむ瀬』がありますが、こちらは残念ながら高級料亭すぎていったことがありませ~ん(笑)。

a0005060_11525969.jpg ビールで乾杯のあと、まずは先附『菜の花と白魚の辛子味噌和え』をいただきました。菜の花っていうのが春を感じさせますな。ほんの少し苦味を感じさせる菜の花に辛子味噌がいい感じにきいておいしい。

a0005060_11533295.jpg これ、料理を紹介してあるシートにはなかったメニュー。お豆のお吸い物(?)でおいしかった~! なかに小さいけどむっちりしたおもちがふたつ入っていて、とろみのあるお吸い物がよくからんでウマイ。

a0005060_1154413.jpg 造里は『鯛 湯葉うに』でございました。お刺身のうえに桜の形に切られたにんじんとダイコンが乗っかっていてかわいい。
 うにはトロ~リ濃厚でおいし~! 湯葉を巻いて食べると湯葉のきゅきゅっとした歯ごたえのあとにうにがとろけて出てきてこれもまたなかなか♪

a0005060_11543215.jpg 凌ぎの『蛍烏賊信田巻』。実は“信田”ってのがなにか知らなかったわたし。油揚げのことなんですね~。ひとつお勉強いたしました(笑)。
 わりとあっさりした味付きご飯で、あまりイカの匂いとか食感は感じられなかったかも…。

a0005060_1155186.jpg 焚合せは『筍饅頭 若布餡 山葵』。お饅頭のなかにコロコロってはいっている筍がサックサク! 濃厚なお出汁のきいた餡にわさびを溶かすと、鼻にすーっと抜ける刺激が加わるのがイイわ~。

a0005060_11552356.jpg 焼物は『桜鱒香り焼』でした。上にかぶせられている桜のはっぱをペロリとめくると、テリッとした鱒が登場~。
 バカ舌なもので、鮭と鱒の味の違いもよくわからないわたしですが、この鱒はしつこさがまったくなくて、すごくさっぱりしててウマかったです。
a0005060_11571169.jpg さっぱりしてるけど、もちろんそれは味気がないってことではなくて、嫌味のない上品なおいしさなのです。するする~っと喉をとおっていく感じですね。

a0005060_1157342.jpg 強肴 (しいざかな) の 『白金豚野菜煮 玉葱 カリフラワー 芽きゃべつ スナップエンドウ』です。強肴って懐石料理でお客にお酒をすすめるために出されるお料理のことだそうです。そう云われてみると、なるほど今までのお料理よりも断然味のハッキリした、お酒にあうお料理でした! つけあわせの野菜も味がしっかりしみわたってウマウマです~。

a0005060_11575475.jpg 飯はお米系ではなく麺類で『めかぶ饂飩』でした。
 細めのおうどんですが、かなり腰があってもちもちっとした好きタイプのおうどん♪ 写真ではわかりにくいですが、めかぶのうえにはしょうがもしっかりかかってます。冷やしうどんにはやっぱり生姜が欠かせませんわな~。

a0005060_11582086.jpg 甘味は練り菓子でした。メニューには『さくらさくら』という名前が。
 上品過ぎてあまり特徴がない感じ…。うーん、もう少し甘味があったほうが良かったかな。

 今回のお料理は全体に春を意識したもので構成されていて、春づくしって感じでした。いずれのお料理もポイントは絶対に外してなくておいしいし、サービスも相変わらずよい感じです。ただ、なんというかあまりにもまとまりすぎていて意外性がないといえばないのかな~。このお料理が、このお店のココがすごくいいの! というところが見つけられないのがなんとも惜しい感じのお店なんだな。うーん、これって贅沢云ってるのかしら!?

割烹 いく瀬
 住所:大阪市北区堂島1-2-7 パーマリィイン堂島6階
 TEL:06-6345-1900
 OPEN:17:00~22:00
 定休日:日曜、祝日
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by nao_tya | 2008-03-14 23:51 | 食べものたち
 先週の週末に、毎週楽しみにしてた海外ドラマ『NUMBERS ~天才数学者の事件ファイル』の第2シーズンがフィナーレを迎えました。わーん、わたしの好きな海外ドラマがこれで全部終わってしまった! 次のシーズンが始まるまでどうすりゃいいのぉっ、という嘆きは横においておいて、このシーズンの感想を少々…。

 前にも感想をアップしたことがあるので重複しますが、このドラマはFBI捜査官である兄ドンが捜査する事件を、数学者である弟チャーリーが数学的観点からアドヴァイスして解決に導いていく、というものです。で、その事件解決の裏側でこの兄弟の関係が少しずつ変わっていくところが見どころだったのであります。事件は1話ごとに決着がつくので、「次はどうなる!?」という期待感をあおるような作りではありません。なのに不思議に次の話を心待ちにしてしまう魅力があるんだなぁっ。

 あまりにも立ち位置が違うし接点も少なかったため、兄弟らしい親しみよりもなんとなくぎこちなさばかりが感じられた第1シーズンに比べ、第2シーズンのエプス兄弟はかなり自然な感じになってきたな~と思えました。ぎくしゃくしながらお互いに歩み寄っていく兄弟ってのもなかなか良かったですが、いろんな事件をとおしてわかりあえる部分が増えてきたふたりってのもいいです!

 そして、第1シーズンは始まったばかりのドラマなうえに話数が少なかったせいか、兄弟の関係に焦点がしぼられていたのが、第2シーズンでは周囲の人間にもスポットライトが当てられる話がたくさんあって、それがまた楽しい! お父さんのアラン、ラリー、アミタ、デイヴィッド、コルビー、メーガンといったレギュラー・メンバーそれぞれのバックグラウンドが明かされていって、キャラクターに深みが出てきたと思います。わたしはメーガンの男前ぶりが好きなんですが、あの性格が形成されたのにもちゃんと理由があったのね、と納得~。

 それから、どちらも独身・彼女ナシ、という甲斐性のないエプス兄弟ですが(笑)、第2シーズンではふたりともに元カノ登場! ドンは第1シーズンでも元カノが出てきたので違和感はありませんでしたが、意外だったのはチャーリーです。なんと過去にはしばらくその彼女と一緒に暮らしていたっていうじゃありませんか!? 東部の大学にいっていたとき以外、実家から出たことがなさそうだったのに。

 っていうか、この第18話 (イラク人女性弁護士) だけチャーリーの性格設定が変わってしまってる気が~。ドン役のロブ・モローが監督したそうですけど、わたしはこの回のチャーリーを“チャーリー’(チャーリー・ダッシュ)”と呼ぶことにして、ちょっとほかの回とは区別しています(笑)。とにかく、ドンにもデートする相手が出てきたし、チャーリーはアミタとの仲が進展するのか・しないのか、という展開になってきたしで、ちょいと色づいてきたような気がしなくもない『NUMBERS』。第3シーズンではどうなるのでしょ~。

 周囲の人間関係を含めいろんな出来事がありましたが、結局最後にはアランを含めたエプス家の、家族のお話に回帰していくところがこのドラマの愛すべき魅力なんだと思います。第1シーズンではドンたちに語られるだけだったお母さんは、最終話には幽霊? 幻想? として登場しましたが、「あぁこの家族には、この人が家族の中心として必要だったんだな~」って思わせる、包容力のあるステキな人でした。母親・妻を亡くしたエプス家の男性陣が、時間をかけて少しずつ新たな家族の絆を結びなおしているのがこのドラマなんでしょうね。早く第3シーズンが観たい~っ! フォックス・クライムをケーブルTVで視聴できるようになったことだし、新シーズンが始まるのを心待ちにしております。

●『NUMBERS~天才数学者の事件ファイル』のサイトはコチラ (FOX CRIME内)。
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by nao_tya | 2008-03-12 20:04 | ドラマ感想etc.
〔ストーリー〕
 わたしたちの住む世界と酷似していながら、違う点が多くあるパラレルワールドの英国オックスフォード。そこは人間の心が実態をともなった動物“ダイモン”として人間と行動を共にする世界である。幼いころに両親を亡くしたライラは、ダイモンであるパンタライモンとオックスフォード大学のジョーダン学寮に暮らしていた。ある日、彼女の叔父であるアスリエル卿がダストと呼ばれる粒子の謎を解明しようと北極への探検旅行に出発するのだが…。


原題:THE GOLDEN COMPASS
監督:クリス・ワイツ
原作:フィリップ・プルマン
脚本:クリス・ワイツ
出演:ダコタ・ブルー・リチャーズ、ニコール・キッドマン、ダニエル・クレイグ

 クリス・ワイツ監督の『ライラの冒険 黄金の羅針盤』を観にいってきました。フィリップ・プルマンの原作を読んだのはもう数年前になるんですが、この原作がすごくおもしろくて好きだったので、どんな風に映画化されたのかな~と、期待もいっぱい、反対に不安も同じくらいいっぱいの状態で劇場へ。観たのが字幕スーパー版だったせいか、お子さん連れの観客はゼロ。全部で10数人というちょっと淋しい状態でございました。

 最初に原作を読んだとき、主人公のライラが“いたずら”とか“おてんば”とかいう言葉では生ぬるいような、こういったファンタジー系児童文学のヒロインにしてはかな~り憎そい悪ガキ(笑)だったもんで、そのリトル・ギャングぶりが驚きだったり新鮮だったりしました。映像化するに際してライラ役の子役が、ただかわいいだけの女の子だったりしたらイヤだなぁと思っていましたが、ダコタ・ブルー・リチャーズはライラの小生意気なところ、友情に厚く無鉄砲なくらい勇敢なところ、それぞれをよく出してたと思います。

 そのほかのキャラクターも、わたしが原作から受けていた印象と大きく外れるようなキャスティングはされてなくて、むしろ超!豪華な出演陣はため息ものでした~。ダイモンや鎧グマというCGのキャラクターもとてもなめらかな動きで画面にとけこんでいたし。すごく華のある惹きつけられる映像が全編にわたってちりばめられていて、原作を読みながら乏しい想像力で思い描いていた世界が、何十倍・何百倍もの迫力で目の前に出現した感じです。

 ただ、これだけ映像的には満足のいく出来なのに、ストーリーの運び方についてはちょっと点が辛くなってしまいました。文庫で上下巻の話を112分という尺にきれいに不足なく収めていて、重要なポイントはしっかり抑えています。でもただそれだけになっちゃってる気がするんですよね~。全体的に起伏がないというか…。劇中でライラは何度か危機に陥るんですが、そこにハラハラ・ドキドキする暇もない。「ハ」と「ラ」の間くらいで終わっちゃうのです。

 要するに、緊張感が高まりきらないうちに事態が解決しちゃって、どんどん次の展開へ進んでいってしまうんだな。スピード感があるというより、せわしないとかめまぐるしいって印象だけが強く残ってしまいました。もうちょっと緩急をつけてもよかったんじゃないかなぁ。鎧グマの決闘や最後のボルバンガーでの戦いのところは力が入ってたと思けど、戦闘シーンだけが見せ場っていうのはなんだかバランスが悪い気がします。

 観終わってみると、わたしは原作を読んでいて予備知識があるので、展開が多少平板に感じられてもすばらしい映像を堪能して楽しめる部分がたくさんありましたが、原作にノータッチの人はこの映画を観てどう感じるのかしら、ということが非常に気になりました。
 続編もぜひぜひ製作してほしいですが、続編は映像はこのまんまクオリティで、話のメリハリはもっとつけてくださることを希望しますね。とにかく続編を作るなら早く作ってくれ! なんといっても子どもの成長は早いですからね~、あっという間にダコタちゃんがライラを演じるにはちょいと大人っぽくなりすぎてしまいそうでコワイのですわ。頼むよ、製作陣(笑)。 

●映画『ライラの冒険 黄金の羅針盤』の公式サイトはコチラ
  ここでは自分のダイモンを調べることができるんですが、
  わたしはのダイモンは“トラ”でございましたよ~。

●映画の原作本
黄金の羅針盤〈上〉 ライラの冒険

黄金の羅針盤〈下〉 ライラの冒険
 フィリップ・プルマン (新潮社)
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by nao_tya | 2008-03-10 21:24 | 映画感想etc.