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映画や本の感想アレコレ。ネタバレにはほとんど配慮してません。ご注意! 


by nao_tya
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観劇:劇団四季『オペラ座の怪人』

 『グリル 北斗星』でお腹を満たしたあと、劇団四季のミュージカル『オペラ座の怪人』観にいきました。舞台観劇はかなり久しぶりなのでウキウキ気分です(笑)。実はこのチケット、自分で買ったものではありません。DoCoMo関西のキャンペーンに応募したらペアチケットが当たったの! 先日のUSJのパスポートといい、ここのところ懸賞運が上昇しているようです。うひょ♪

 チケットの引き換えは4時半からでしたが、“先に引き換えたほうがいい席に当たるということではない”という言葉を信じてのんびり劇場へ。引き換えの人たちが列を作ってましたがそんなに待つこともなく順番がまわってきました。ペアチケットがはいった封筒を係員が目の前にばら~っと広げてくれて、「お好きな封筒をおとりください!」というシステムでした。

 姉にまかせたところ、かなり下手側だけど前から10列までの席を引き当ててくれました! もしかしたら舞台下手が見切れちゃうかも? と思いましたが、実際に観てみたら全然そんなことなくて、オペラグラスがなくてもOKなくらいの良席! いやぁ今回は本当に運がいいです。とっぷりと『オペラ座の怪人』の世界にひたってまいりました~。

 四季の『オペラ座の怪人』を初めて観たのは大学生のときで、それが本格的なミュージカル初体験だったこともあって、舞台の華やかさ、印象的な楽曲、役者さんたちの迫力の歌声に強烈にアテられちゃいました。以来関西にこの公演がくるたびに観にいくことを繰り返し、もう10回以上はこの舞台を観ていると思います。でも観るたびに違う感動があります。演じてる人の個性もあるし、その日の役者さんのコンディションも色々。様々なものが絡み合って作り出される舞台のおもしろさですよねぇ。

 今回の主要3人の配役は、ファントム=佐野正幸さん、クリスティーヌ=佐渡寧子さん、ラウル=岸佳宏さんでございました。

 佐野さんはラウル役をされていた役者さんが成長して(?)ファントムに、というパターンですな。初めてクリスティーヌを地下へ連れ込んだときの歌いっぷりのナルシーな感じ、好きです。「ザ・ポイント・オブ・ノーリターン」などは佐渡さんのクリスティーヌと相乗効果でかなりなまめかしい雰囲気がただよってドキドキしちゃいましたわ~。二幕ラストの怒りから悲哀へ転じる姿もメリハリがあってわかりやすい。すごく良かったです。

 佐渡さんのクリスティーヌは、今まで観た『オペラ座の怪人』で一番大人っぽいクリスティーヌのような気がしました。音楽の天使を夢見る少女が事件をとおして徐々に大人の女性に、というのが今まで観てきたクリスティーヌだったので、最初は「なんだか違和感あるな…」なんて思ってました。が、ちょっとした仕草とかがすごくかわいらしい場面もあって、こういうクリスティーヌもアリか! という気分に。ただ、低い声の響きがちょっと悪かった気がしたのが残念。

 岸さんのラウルは、わたしとしてはもう少しスマートなタイプの方がうれしいんですが (←岸さん、ちょっとお顔が丸っこいんですもの/笑)、いかにも良家のおぼっちゃん、という雰囲気は出てて、大人っぽいクリスティーヌと一緒にいるといっそかわいいという言葉がふさわしい(笑)。これはこれでおもしろいカップルだと思います。最初はソフトに見えるけど、どんどん暑くるしいくらい正義感でまっすぐ! な青年だということが判明していくラウルで、なんだか応援してくなる感じ。好感がもてました。

 そうそう、一幕最後の天使像にファントムが乗っかっているシーン、あそこの場面は場内がすごく暗くてほとんどファントムが見えなかった…。以前からこんな感じだったかな~? もう少し観やすかった気がするんですけど。ぼやけた記憶ですが「み、みえない…っ」と感じた覚えがないんですよねぇ。劇場の前方の席だと、どうしても見上げることになるので見えにくいのはしょうがないですが、あそこはもうちょっと改善してほしい気がします。

 一番最初に『オペラ座の怪人』を観たとき、ラストでクリスティーヌがファントムに指輪を返しにくるのを観て、「なにもそんなトドメの一撃をくれるようなことをしなくても~っ」と思いました(笑)。それから何度もこの舞台を観て、そのたびにこのシーンで感じることは違ってるのですが、今回の指輪返却シーンはなんというか、ストンと胸に落ちるというか、互いが別れを受け入れるためには必要なことだったんじゃないかな~と、納得がいく気がしました。

 チケット代が高いのが難点ですが、高井ファントムも観たいしがんばってもう1回は劇場へ足を運びたいですね~。

●劇団四季の『オペラ座の怪人』のサイトはコチラ
by nao_tya | 2008-04-23 13:00 | 雑記&日記