映画や本の感想アレコレ。ネタバレにはほとんど配慮してません。ご注意! 


by nao_tya
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映画感想:『28週後…』

〔ストーリー〕
 感染すれば激しい怒りに支配され、引き起こされた凶暴性で他者に襲いかかるレイジウィルスの感染者がイギリスで発生してから28週後。事態はようやく落ち着きを見せ、アメリカ軍主導によってイギリスの復興が始まろうとしていた。数少ないイギリス本土の生存者、ドン (ロバート・カーライル) はたまたま学校の旅行でスペインに滞在中だったため無事だった子どもたちと再会を果すのだが…。


原題:28 WEEKS LATER
監督:フアン・カルロス・フレスナディージョ
脚本:フアン・カルロス・フレスナディージョ、ローワン・ジョフィ、ヘスス・オルモ
    E・L・ラビニュ
出演:ロバート・カーライル、ローズ・バーン、ジェレミー・レナー

 ダニー・ボイル監督の『28日後…』の続編『28週後…』を観てきました~。『28週後…』ではダニー・ボイルは製作総指揮にまわり、フアン・カルロス・フレスナディージョがメガホンをとっております。監督が交代して映画の雰囲気が変わってるかな~と思いながら観たんですが、確かに『28日後…』のちょっとアートっぽいものとは違う雰囲気の映画になってたように思います。空爆シーンとかハデで見栄えのする部分が増えてたしな (前作が当たって予算が増えた?/笑)。

 だがしかし、こういう感想は映画を観終わったあとから思い浮かんだこと。オープニングからなかなかショッキングなできごとが起こり、一気に映画の世界へ入っちゃいました。感染者たちの動きがすばやいのと、彼らが大量に出てきて団子状態になるのとで、個々の動きがまったくわからずなにがなにやら…? という場面はありましたが、もうその音を聞いてるだけでいろいろ想像しちゃってコワイ。いやぁ心臓がバクバクしっぱなしの104分でございました。

 感染したら瞬間的に発症するレイジウィルスも、爆発的なパワーで襲ってくる感染者もこわい。アメリカ軍主導による“もしもう一度レイジウィルスが再発したら…”というマニュアルも非人道的でイヤ。だがしかし、この映画のなかでわたしが一番おそろしくも哀しいと感じたのは、人間の持っている情愛による行動がすべて裏目・裏目に出て、事態をどんどん悪化させていくってところでした。そもそもこのレイジウィルスの感染は、動物愛護団体が実験に使われているチンパンジー (だったかな?) を救おうとしたことが発端だったんですよね。人の善意とか愛情とかがまったく救いにならないってところがなんとも痛い映画です。

 軍医のスカーレットの発言などからストーリーの展開はほぼ読めてしまうし、ちょっと強引なところがなきにしもあらずですが、話の進めかたがスピーディでめまぐるしいほどの勢いを持っているので、ラストまで一気に観てしまう感じです。
 『28日後…』では何パターンか作られたエンディングのうち一番さわやかで救いのあるものが公開されていましたが、『28週後…』はますます暗い今後を予想させる終わり方でありました。こういうホラー、ゾンビ映画によくあるパターンで、そこはちょっとありきたりだった気も。まぁ続編を期待させる作りではありますね。次に製作されるのは『28ヵ月後…』かな??

 そうそう、映画そのものとはなんにも関係がないんですが、映画に出てくるアンディくん、わたしは映画の中盤までずーっと女のコだと思っていたことを告白いたします(笑)。だってヘアスタイルはどっちともとれるものだったし、まだ声変わりしてないコだったんだもん! 英語の第一人称はみんな“I”だしさ~。もしかして姉のタミーやほかの人間がアンディのことを話すときの人称が“HE”だったのかもしれないけど、わたしの耳では聞き取れてなかったのよね~。いやぁ『アイ・アム・レジェンド』で犬のサミーの本名がサマンサで女のコだってわかったときと同じくらいの衝撃でしたわ(笑)。

●映画『28週後…』の公式サイトはコチラ

●前作のDVD
28日後…
 監督:ダニー・ボイル
 脚本:アレックス・ガーランド
 出演:キリアン・マーフィ、ナオミ・ハリス
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by nao_tya | 2008-01-28 21:11 | 映画感想etc.