映画や本の感想アレコレ。ネタバレにはほとんど配慮してません。ご注意! 


by nao_tya
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映画感想:『世界最速のインディアン』

〔ストーリー〕
 ニュージーランドの田舎町に暮らすバート・マンロー (アンソニー・ホプキンス) は改造を重ねたバイクで数々のスピード記録を国内で残していた。ライダーの聖地であるボンヌヴィル塩平原でおこなわれるレースで、世界記録に挑戦するという夢を長年抱いてるバートは、しかしなかなかアメリカへの渡航費をためることができないでいたのだが…。


原題:THE WORLD'S FASTEST INDIAN
監督:ロジャー・ドナルドソン
脚本:ロジャー・ドナルドソン
出演:アンソニー・ホプキンス、クリス・ローフォード、アーロン・マーフィ

 ロジャー・ドナルドソン監督の『世界最速のインディアン』、劇場公開中に見逃してしまってたのがWOWOWで放映されたので、喜び勇んで録画・鑑賞いたしました! 今回は録画時間の設定は間違えなかったぞ(笑)。こんなわたしにも学習能力があったようです。

 で、映画の感想。わたし、この映画すごーく好き! です。
 最初に内容をまったく知らずこの映画のタイトルを聞いたとき、“インディアン”ってネイティブ・アメリカンのことで、世界最速ってんだから陸上競技かなにかの話かと思ってたんですよね~。でもアンソニー・ホプキンスが主演だし、ハテナ? と思っていたら、なんと世界最速をめざすおじいちゃんライダーの話だったという…。しかも主人公のおじいちゃんは実在の人物だっていうからオドロキです。

 映画の前半部分は、齢63にして改造を重ねた愛車インディアン・スカウトをひっさげ、アメリカのユタ州はボンヌヴィル塩平原でおこなわれるスピードレースで世界記録に挑戦しようと、地球の裏側ニュージーランドを出発したバート・マンローの旅の様子を描いたロードムービー、後半は手に汗握るレースシーンが描かれておりました。

 時速300キロ超というとんでもないスピードを、観てる側にも感じさせるレースシーンはすごい迫力! 口を開けてひたすら“ほえ~っ”って感じで見入ってしまいました。しかしこの映画の見所は、バートがボンヌヴィル塩平原にたどりつくまでの旅の様子、たどりついてからレースに参加するまで、そのひとつひとつのエピソードだと思います。

 とにかくバートと関わる人みながいい人ばかりなんだなぁ。いや、出会う人みながみな善人だったというよりも、バートの純朴であけっぴろげでユーモアにあふれた人柄が、対する人の心を開かせて人を自然と良い人にしたって感じでしょうか。客観的にバートの言動を見てみれば、はっきり云って“変人”以外のなにものでもないんですが(笑)、相対してみると彼の不思議な魅力と熱意にいつの間にやら好意的になってしまうという…。

 いろんな人から寄せられた厚意を素直に受けて、その厚意に報いるためにも、夢を夢で終わらせず現実にする努力を重ねるバートの物語を観たあとは、とてもさわやかな気持ちになることができました! 夢を果たして自宅 (というよりガレージ兼物置兼寝るところって感じ/笑) に帰り着いたバートが、「やっぱり家はいいなぁ」って云いながら、しっかり次なる目標を胸に秘めているところも“さすが!”って感じですよ。

●映画『世界最速のインディアン』の公式サイトはコチラ

●バート・マンローの評伝 (原作本じゃないですよ~)

バート・マンロー スピードの神に恋した男
 ジョージ・ベッグ (ランダムハウス講談社)

 表紙になってるバート氏の写真を拝見するに、実際のバート氏、なかなか良いお顔ですよね~♪
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by nao_tya | 2008-01-18 22:48 | 映画感想etc.