映画や本の感想アレコレ。ネタバレにはほとんど配慮してません。ご注意! 


by nao_tya
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映画感想:『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』

〔ストーリー〕
 デイヴィ・ジョーンズの心臓を手に入れ、彼を支配下においた東インド会社のベケット卿は、海賊たちの撲滅に乗り出していた。一方ティア・ダルマの秘術によって復活したバルボッサは、“デイヴィ・ジョーンズ・ロッカー (海の墓場)” からジャック・スパロウ (ジョニー・デップ) を救出するため、ウィル (オーランド・ブルーム)、エリザベス (キーラ・ナイトレイ) らと共にシンガポールの海賊サオ・フェンを訪れていた。


原題:PIRATES OF THE CARIBBEAN: AT WORLD'S END
監督:ゴア・ヴァービンスキー
脚本:テッド・エリオット、テリー・ロッシオ
出演:ジョニー・デップ、オーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレイ

 金曜日は事務所会議&焼肉だったので観にいくことができなかった、ゴア・ヴァービンスキー監督、『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』を土曜日に観にいってきましたよ!
 土曜日とはいえ朝一番の回だし、いつもかなり空いてるシネコンだし、さほど混んでないだろうと思ったらチケットカウンター前はかつて見たことがないくらいの行列が…っ。よ、よかった、ネット予約してて~。

 「ワールド・エンド」は三部作の〆となる映画なので、今まで出してきていたエピソードをとにかく全部ここで収拾つけなきゃ! ということで、かなり盛りだくさんのぎゅうぎゅう詰めの内容になってましたね。170分という長尺なんだけど、それでもかなり展開が荒っぽいというか大雑把というか、練りこみきらずにエイヤで済ませてしまったエピソードがチラホラ見受けられたように思う。特に女神カリプソのエピソードなんて、「は?? これで終わりですか!?」って感じでしたよ。

 あと、前2作までのなんだかゆるゆるのたらりーんとした雰囲気、世界観を愛していたわたしとしては、「ワールド・エンド」はコミカルな部分がガクンと減ってしまい、シリアス路線に傾いてしまっているところは少々不満を感じる点としてあげたいですね。これはキャラクターが増えて、ジャック船長の出番が少なくなったところに起因するところが大きいのかも。彼が出てくるとやっぱりあのゆる~い感じが戻ってきてましたし。

 と、なんだかんだとブツブツ文句を云いつつ、観ている最中はけっこう退屈することなく楽しんでたってのが実際なんですけどね! キャラクターそれぞれの思惑が入り乱れ、駆け引きやら裏切りやらでそれぞれの優劣がめまぐるしく入れ替わっていく様子もおもしろかったし。
 「デッドマンズ・チェスト」でカツラを脱ぎ捨て(?)、ハンサムなお顔が前面に押し出されたのに、またしてもヅラつきになっちゃったノリントンさんの最期や、ビルとウィルのターナー親子の物語、戦いながらの結婚式などなど、感動させるシーンもなかなか良かったと思います。

 あと、この映画の魅力はなんといっても個性的で楽しいキャラクターたち! 以下ざざっと主要キャラについて覚書。
 すでにキャラクターができあがっちゃってるジャック船長は相変わらず。むしろミニジャックやら分身ジャックやらがぞろぞろ登場し、そのオカシサに磨きがかかっていた(笑)。
 エリザベスはオトコマエ度がさらにアップ。非常に勇ましくてカッコよかったですね。最後はなんたって海賊王だもん、提督令嬢からすごいジョブチェンジだわ~。
 ウィルは単なる好青年から真っ直ぐで情熱的なところは変わらないけどたくましさを増して、なかなかイイ男になったと思います。成長したねぇ、ウィル!
 バルボッサは「呪われた海賊たち」からは考えられないくらいグッドマンになっちゃって大活躍! ジャックとのからみがおもしろい。ラストから考えてもジャックより乗組員たちからの信望があるのは明らかだ(笑)。
 デイヴィ・ジョーンズはベケット卿の支配下に入ったぶん、ちょっと前作に比べて不気味度、黒さ度が減少してしまったかな~。カリプソとの関係もなんだか中途半端な説明だし。ただ、最後までタコ足つきで素顔が出ないままかと思ったら、一瞬だけ元の姿 (ビル・ナイ) に戻ったときは感動しちゃったわ。
 ほかにもいろいろいらっしゃいますが、まぁこんなもんで。

 しかしまぁ、「ワールド・エンド」を観てなにに驚いたかって、ウィルとエリザベスの恋の行く末です。とにかく能天気なハッピーエンディングを迎えるとばっかり思い込んでいたので (だってホラ、ディズニーだしっ)、あんなに切ないエピソードが待っているとは本気で意外でした。良い意味で裏切られたって感じです。まさかこのシリーズで目頭を熱くすることがあろうとは~ (泣いてませんけどね)。
 今からご覧になるかたは、前2作同様エンドロールが流れ終わるまでできるだけ席を立たないようにしていただきたいです。なかなかグッとくるおまけがついてますよん。

●映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』の公式サイトはコチラ
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by nao_tya | 2007-05-27 22:27 | 映画感想etc.