映画や本の感想アレコレ。ネタバレにはほとんど配慮してません。ご注意! 


by nao_tya
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映画感想:イーオン・フラックス

 4月1日に観た映画はシャーリーズ・セロン主演の『イーオン・フラックス』。全然おもしろくなかったわけでもないのですが、なんとな~く“薄味”っていう言葉が一番しっくりくるような映画でありました。

〔ストーリー〕
 2011年、品種改良の過程で発生したウィルスにより人類の98%が死滅するが、科学者 トレバー・グッドチャイルドが発見したワクチンにより、人類滅亡の危機からは脱することができた。
 以来400年、生き残った人々は外界と壁で隔てられた人類最後の都市ブレーニャに居住。そこは科学が発展し、人々は病気や飢えや戦争から解放され、完璧なユートピアを思わせる社会が構築されたかに思われた。
 しかし現実は、救世主グッドチャイルドの子孫と科学者たちで成り立つ政府がすべてを管理し、忽然と人間が姿を消す事件が相次いでも人々は沈黙を強いられているのであった。
 “モニカン”は、そんな政府に疑問を持ち、反政府活動をおこなう組織。モニカンの一員であり優れた戦士でもあるイーオン (シャーリーズ・セロン) は、唯一の家族であるユナを政府に殺されたことから一層政府への憎しみを募らせていた。
 そこへモニカンの司令塔ハンドラーから君主トレバー8世を暗殺せよとの命令が下り…。


 まず、科学が発展しなにもかもが整備された未来都市、というヴィジュアルはけっこうわたしの好みでした。ドイツのベルリンとポツダムにある建築物やお庭が色々使われているそうなんですが、ひどく無機的で、2006年の現在に実際にある場所なんだという感じがしなかったです。
 あとシャーリーズ演じるイーオンの未来ファッションがまさに「露出ギリギリ」って感じで、スタイルが良くなければぜーったい着こなせない、身体の線もあらわなものばかり。なかなか目の刺激&保養でありました。特にイーオンが寝ているときに身に着けている衣装がスゴイ。もうアレはほとんど服とはいえない、どんなデザインやねん! と突っ込みたくなるくらいのきわどさ(笑)。原作のMTVのアニメーションは観たことがないのですが、ヴィジュアル的にどこらへんまで原作に忠実なんでしょうかね? 少なくともイーオンのヘアスタイルはショートの黒髪なんだろうけど。アニメのほうがもっと過激できわどい格好だったりしてな~。
 アクションシーンも、シャーリーズは元バレリーナだけあって柔軟性があるし、高身長なのでけっこうサマになってたんじゃないでしょーか。ただ、これは他の映画のアクションシーンを観ていてもわたしの場合は同じなんですが、動きが早すぎていったいなにをどうしてどうなったから敵が倒れたのかサッパリわからん、というところは多々あったわけですが。
 こんな具合に映像的にはほどほどだったのに、どうにも“薄味”に感じてしまうのは、やっぱりストーリーが弱いからではないかと…。「完璧なユートピアと見える未来社会が実は!」という展開には目新しさや意外性はなかったし、かといってキャラクターが深く掘り下げられているわけでもないので、なんだかひどく薄っぺらい印象しか残らないんですよね~。
 主演のシャーリーズだけじゃなく、ハンドラー役のフランシス・マクドーマンド、キーパー役のピート・ポスルスウェイト、シサンドラ役のソフィー・オコネドーと、個性的な役者さんたちがぞろぞろ出演しているのになんとももったいない使われ方で、あまりにも残念な映画になっちゃっていたと思います。
 この映画は、シャーリーズが『モンスター』でアカデミー賞をとる前に出演契約していた映画だそうです。今後彼女がこういう露出度の高い映画に出演するかはかなり怪しいので、彼女のセクシーなファッション、初のアクションシーンを観られる映画として、シャーリーズ・セロンが好きななおちゃの評価は★★★ (星3つ。映画サービス・デイに観たらそれなりに満足)。もし彼女のファンじゃなかったら★☆ (星1つ半。レンタルで観るかTV放映を待つか微妙~) ってとこかな。うーん、やっぱり『白バラの祈り/ゾフィー・ショル、最期の日々』が観たかった…。

イーオン・フラックス 日本公式サイト
 
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by nao_tya | 2006-04-03 23:30 | 映画感想etc.